1番人気で5着に敗れた昨年の雪辱へ、
ナムラビクター陣営が強気だ。京都ダートは過去[2・0・1・1]。14年
アンタレスSを制するなど[3・1・2・0]の阪神ダートとの比較ではやや見劣りするが、福島師は「走るかどうかは気分次第の面がある馬だからね。京都も割引ではない。それに最近は随分、利口になったから」とうなずく。
これまで何度も調教時に馬場入りを拒否して、スタッフの手を焼かせてきた一頭。だが最近は、素直に栗東坂路までたどり着くようになっているという。「今はよほど体調がいいのか、スムーズに走って帰ってくる」。3か月ぶりの前走(
アンタレスS3着)を使われて、今回が叩き2走目。「使いつつのタイプで2、3走目が一番いい」と、2度目の重賞制覇へ力を込めた。
昨年8月の
レパードS以来となる重賞制覇へ、手応えは十分だ。
アジアエクスプレスは復帰後、2戦連続2着となかなか勝ち切れないが「レース内容は悪くない」と、矢嶋助手は悲観していない。中間は美浦Wで2週続けて併せ馬を行うなど意欲的。「引き続き状態はいい。チャンスは十分」と、一昨年の2歳王者に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ