2戦2勝と“ホーム”の東京で逆転女王を狙う。
桜花賞で7着に敗れ、デビューからの連勝が「3」でストップした
キャットコイン。だが、担当の佐竹調教厩務員に落ち込んだ様子は見られない。
「負けたことは悔しいですけど、自分の競馬をしていませんからね」。切れるというよりも、長くいい脚を使うタイプ。重賞初Vを決めたデイリー杯
クイーンCのように、中団から徐々に押し上げて行く形が理想だが、前走は馬群が密集してスパートのタイミングを逸した。しかも、4角では大外へ振られる不利。「あれだけ外を回って2着馬とは0秒2差ですからね。力を再認識しました」と前向きな姿勢を崩さない。
桜花賞で12キロ減った馬体は回復。「前回は栗東滞在で環境の変化が影響したのかも」。その点、今回は住み慣れた美浦での調整とあって1週前には美浦Wで5F66秒7の好時計を記録できている。距離延長にも「大丈夫だと思います」と胸を張る。反撃の可能性は十分だ。
1番人気の
桜花賞で9着に敗れた
ルージュバック。「自分の競馬をさせてもらえなかった」と大竹師は、超スローペースの後方から見せ場をつくれなかった一戦を振り返る。12日に美浦へ帰厩したばかりだが、16日には美浦Wで6Fから鋭い動きを披露。「体もふっくらしている。ただ、距離延長も含めて競馬をしてみないと」と慎重に言葉を選んでいた。
提供:デイリースポーツ