反撃の態勢は整った。
桜花賞10着の
ココロノアイが美浦坂路で4F52秒7-39秒7-14秒1の破格と言える時計を計時。2位に1秒3差をつけるこの日の1番時計を記録した。ラスト1Fはセーブして控えめの時計となったものの、テンから軽快に飛ばして、絶好の動きを披露してみせた。
騎乗した横山典は納得の表情だ。「良かったね。先週のウッドの感じも良かったし、いい状態で
オークスに出走できる」とうなずく。尾関師も「先週、長めに追ったので、今週はこの形に。フォームに乱れはなく、いい動きだったし、感触としてはすごく良かった」と坂路追いの経緯を説明したうえで、出来の良さを強調した。
今回は未知の2400m戦になるが、師はプラスに捉えている。「極論になるが、イメージとしては逃げてもいいくらいだと思っている。それくらいのスタミナはある」と力を込める。鞍上は
天皇賞・春(
ゴールドシップ)、
NHKマイルC(
クラリティスカイ)に続き、騎乗機会GI3連勝を狙う形にとらわれない名手。あっと驚く逃走劇があるかもしれない。
桜花賞6着からの巻き返しを狙う
アンドリエッテは栗東坂路でトゥインクル(4歳500万)との併せ馬。4F55秒4-40秒1-13秒0をマークし、馬なりのまま併入を果たした。「先週しっかりと追ってあるので予定通りに軽めの調整です。馬体重は19日の段階で442キロ。前走ぐらいの体で出られそうです。ええ、心配材料はないですね」と牧田師は前向きだった。
提供:デイリースポーツ