絶好調宣言が飛び出した。
クルミナルの最終リハは、池添を背に栗東坂路で単走。ラストに鞍上が軽く促した程度で瞬時に反応する。全身を使って、濃霧を切り裂くようなシャープな動きを披露。終始、楽な手応えで4F54秒3-39秒2-12秒1をマークした。
主戦は「1週前にビッシリやっていますし、今週は馬なりでいい感じでした。前走後は短期放牧でリフレッシュし、実が詰まって見栄えも良くなりました。今までで一番いい状態だと思います」と言い切る。須貝師も「言うことのない仕上がり。あとはジョッキーに任せるだけ」と体調の良さに自信を見せた。
1番人気に推された
チューリップ賞は11着に敗れて初黒星を喫したが、
桜花賞は2着と存在感を示した。「今まで乗せてもらった歴代の牝馬にも引けは取らない。それを証明できるように乗りたい」。
スイープトウショウ、
トールポピーなど、自身がGI馬に導いた名牝と肩を並べる逸材とほれ込む。「絶好の舞台だし、一緒にGIのタイトルを獲りたい」。長い直線で自慢の末脚を爆発させ、牝馬の世代頂点をつかむ。
好調をアピールした。
桜花賞3着の
コンテッサトゥーレの最終デモは、ルメールを背に栗東坂路で
ハイキートーン(5歳500万下)と併せ馬。ラストに仕掛けると、鋭い脚さばきで1馬身先着した。4Fは57秒0(3F40秒8-12秒7)と時計は目立たないが、安田師は「55秒を切らないように指示を与えた。反応も良かった」と納得の表情。鞍上も「きょうはフィーリングだけ。体調はすごくいい」と満足げだった。
提供:デイリースポーツ