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レッツゴードンキの最終追い切りを見届けた梅田師「動きが良過ぎるね」/オークス

デイリースポーツ
  • 2015年05月21日(木) 12時00分
 朝一番の栗東坂路。辺り一面の霧を切り裂くように、桜花賞馬のレッツゴードンキが鋭い瞬発力を披露。史上14頭目の牝馬2冠へ向けて視界を広げた。

 前半では少し行きたがる面を見せたが、すぐにリズムを修正すると、一杯に追われる僚馬メイショウラリマー(4歳500万下)のアクションに惑わされることなく、4F53秒3-38秒8-12秒4のタイムで0秒1先着。最終リハを見届けた梅田師は「動きが良過ぎるね」と第一声をもらした。もちろん、状態がいいことを不満に感じているわけではない。「2400mという距離を考えて、フラストレーションをためないようにしまい重視の調整をした。スイッチが入るところはあったけど、すぐに治まったし、動きも息遣いもここまで順調に来ています」とうなずいた。

 桜花賞では積極果敢に逃げ、4馬身差の完勝劇を演じた。桜花賞を逃げ切ったのは85年のエルプス以来、実に30年ぶりのこと。この歴史的快挙だけでも、その高い競走能力がうかがい知れるが、今回は2400mという未知の距離が課題となって立ちはだかる。

「データ、体形、血統面で短い距離の方がいいという向きはありますが、気にしていません」とトレーナーは言い切る。「なかなか勝てなかった馬が、ひとつモノにできた。これがいい方向につながれば」と前を向き、ジェンティルドンナ(12年)以来となる牝馬2冠奪取へ力を込めた。

提供:デイリースポーツ

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