荒ぶる気性が大一番では絶対的な武器となる。2歳時には“二足歩行”で話題を集め、他馬に突進して行く破天荒さを持つ
ミュゼスルタン。「闘争心があるんですよ。相手が強ければ強いほど喜ぶんです。その一面が出れば」と片山助手が語るように、大仕事を期待せずにはいられない魅力が詰まっている。
トレーナーが“絶対に勝つ”と公言し、強い意志を持って挑んだ
NHKマイルCは3着に惜敗。スローペースに嫌われたが、直線は鋭い末脚で上位2頭に迫った。「距離はやってみないと分からないけど、もちそうなイメージ」と、2400mでも決め手は鈍らないとの見解だ。世代最強馬を決める一戦。やんちゃなスルタンが実績馬に襲いかかる。
毎日杯の覇者
ミュゼエイリアンは
皐月賞で7着に敗れたが、「もともと
毎日杯から
皐月賞を予定していたわけではなかったので。疲れもなくいい状態だったが、今回の方がいいね」と伊藤助手。1週前にしっかり追われていて、直前は息を整える程度で臨む。「派手さはないが堅実な馬。特に速くも遅くもない普通の競馬ならチャンスがあるかも」と期待を寄せる。
提供:デイリースポーツ