浦和競馬場(天候:晴 馬場:良)でダート
グレード競走の第19回
さきたま杯(第11競走・4歳以上オープン・JpnII・ダート1400m・1着賞金3100万円)が11頭によって行われた。
スタートして2番人気となった浦和の
リアライズリンクスや7番人気の水沢の
ラブバレットら3頭が先手を争い、向う正面では1番人気の
JRAの
ノーザンリバーは4番手。3番人気の
JRAの
ドリームバレンチノが5番手で、その後ろに4番人気となった
JRAの
トロワボヌールがつけた。3コーナー過ぎに外を回って
ノーザンリバーが差を詰めて最後の直線では抜け出して勝ち、このレースの連覇を達成した。勝ちタイムは1分26秒7。勝利騎手は
JRAの
蛯名正義。
リアライズリンクスと
ラブバレットが2番手争いをしていたところに
トロワボヌールが外から追い込んで4馬身差の2着となり、クビ差で
リアライズリンクスが3着。半馬身差で
ラブバレットが4着。
ドリームバレンチノは最後は内から差を詰めたが4分の3馬身差の5着に終わった。
ノーザンリバーは、
父アグネスタキオン、
母ソニンク(母の父Machavellian)という血統の牡7歳鹿毛馬。
JRA栗東・
浅見秀一厩舎の管理馬。通算成績は27戦10勝(
中央競馬では19戦6勝)となり、重賞は6勝目となった。レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着
ノーザンリバー 蛯名正義騎手
「連覇が出来て良かったです。スタートを普通に出て、内の馬が行くだろうと思っていたので、その後の位置に付けました。理想どおりの位置だったと思います。このところズブくなっていましたが、今日は行きっぷりが良くて楽にレースを運ぶことが出来ました。早めに出て行きましたが、もう少し仕掛けを待っても良かったかなとも思いました。また秋のGIに向かって頑張りますので、これからも応援してください。」
浅見秀一調教師
「この後は放牧に出して、秋のレースについてはオーナーと相談して決めます。」
2着
トロワボヌール 戸崎圭太騎手「浦和の1400メートルは忙しいですね。距離がもう少しあるといいでしょう。」
3着
リアライズリンクス 左海誠二騎手「前半他の馬に来られて厳しくなりました。このクラスになると楽には行かせてもらえませんね。」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI