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ヴァンセンヌ=東京への輸送が完了し、井上助手は「今まで東京に来たなかでは一番落ち着いています」と胸を張る。前走の
京王杯SCで2着に敗れ、連勝は“4”でストップしたが「鞍上が本番を見据えて乗ってくれたおかげでダメージはない。絶好調です。自分も馬もGI初挑戦。頑張りたい」と好勝負を誓っていた。
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サトノギャラント=決戦前日に東京競馬場へ入厩した。金曜夜の降雨により、土曜の東京芝は重馬場でスタート。藤沢和師は「道悪は全く駄目な馬。天気予報をずっと気にしていた。稍重まで回復したが、もっと乾いてほしい」と、パンパンの良馬場での末脚さく裂を思い描いていた。
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ケイアイエレガント=当初は美浦坂路で最終調整を予定していたが「雨の影響で馬場状態が悪かったから、北の角馬場で体をほぐした」と田中助手は説明。馬体に張りがあり、中2週でも気配は抜群だ。「落ち着きがあって、出来はいい。相手は強いけど楽しみ」と穴ムードを漂わせた。
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カレンブラックヒル=関西馬の先陣を切り、土曜朝に東京入り。「変わらず順調ですね。活気もある」と西口厩務員。8枠(16)番の外枠になったが、「内でポンと行かされるより3、4番手の方がいい。追い切りに乗った(武)豊さんも“いいねえ”と言ってくれたので」と期待していた。
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エキストラエンド=父譲りの瞬発力で一発を狙う。「ビッシリ仕上げました」と大井助手は状態の良さを約束。「全てがうまくかみ合わないとなかなか勝てずにいるが、蛯名さんが(大外)枠に合った乗り方を考えてくれるでしょう。最高のパフォーマンスを見せられれば」と語った。
提供:デイリースポーツ