28日(日)阪神競馬場で行われる第56回
宝塚記念(GI)に出走予定の
ヌーヴォレコルトについて、追い切り後の斉藤誠調教師のコメントは以下の通り。
「今までは併せ馬を中心にやってきましたが、今朝はテンションを上げないよう、1600mを使った後の2200mですから引っかかる感じもあるかとは思いますが、落ち着かせてレースに向かうように考えて単走でやりました。調整は思い通りにいっています。ただ、彼女なりに仕上がってきたと思いますが、相手が強いので、どこまでできるかなという感じもあります。
前走は上がり33秒5、彼女の最高の上がりをもってしても、1600mが短かった感じですが、今回はタフな阪神の中距離戦、本領を発揮できるかなと思います。
距離は1800mから2000mがいいと思いますが、2200mでも、タフな、ハードな競馬になればなるほど本領を発揮するような、強い精神力を持った馬なので、そういうところに期待しています。
どんな競馬でもできますし、うまく内側をとって、先行できればなと思います。前走は距離が短いこともありましたが、外枠で脚をためられず、ああいう競馬になってしまいました。内枠で、しっかり脚をためて直線に向くのが良いと思います。
中山記念で重い馬場もこなせましたし、狭いところも割りました。力強い、男勝りの牝馬です。天気が崩れて馬場が渋っても、その点は味方してくれると思っています。
阪神は、高速の京都よりも走りやすいと思います。ここを目標にやってきましたし、一番いい舞台ですので、輝いてくれないかなと思います」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI