(1)
ショウナンパンドラ=角馬場で体をほぐして栗東坂路へ。4F69秒3で駆け上がった。「イラつくところはなく、集中しています」。そううなずいた高野師は「状態はかなりいいと思う。
大阪杯を使った反動があった前走に比べると調整過程が今回の方がいい」と状態の良さに胸を張った。
(2)
トーセンスターダム=栗東坂路で軽めの調整。「追い切ったあとの状態もいいですよ」と池江師は仕上がりに満足げだ。週中に降った雨の影響から、馬場状態は微妙だが、「飛びが大きいし、きれいなので、やはり良馬場が理想かな。緩い馬場は良くない」と渋い表情を見せていた。
(3)
ネオブラックダイヤ=長距離輸送も慣れたもの。落ち着いた姿で馬房に収まった。勝嵜調教厩務員は「少し渋滞したけど、普段と変わらないです」と安どの表情。前回と同じ2枠(3)番に「行けるようなら行きたいが、GIは甘くないからね。秋山さんに任せますよ」と淡々と話した。
(4)
アドマイヤスピカ=栗東坂路で4F66秒5-14秒7と息を整えた。「元気いっぱい。以前は口向きが悪かったが、今は素直になって調教の動きが良くなっている」と松田博師は成長ぶりを強調。「阪神は相性がいい。メンバーは強いけど、力を出し切ってくれれば」と一発を期待した。
(5)
カレンミロティック=栗東坂路で15-15の調整を行った。「動きは良かった」と高阪助手は笑顔を見せる。
天皇賞・春3着後は軽度の熱中症になったが、無事に回復した。「楽しみが持てる仕上がり。行く馬がいなければハナでもいいですね」。昨年2着以上の走りを見せたいところだ。
(6)
デニムアンドルビー=栗東坂路でラスト1F14秒6。動きを見守った角居師は「予定通り。具合もいいですね」と納得の表情を見せる。〈2・2・0・1〉と相性のいい阪神に舞台が変わり「京都よりも競馬はしやすいと思います。馬場は乾いても渋っても大丈夫ですよ」と、条件を歓迎した。
提供:デイリースポーツ