堀厩舎の秘蔵っ子
キャンベルジュニア。1週前追い切りは美浦Wで5F68秒6-13秒1(馬なり)。2頭を大きく追走して、持ったままの手応えで楽々と併入。馬体、動きともに迫力を増して、さらに良くなっている。「暑くなってきたから、1週前追い切りはこのくらいで十分」と橋本助手も状態の良さに目を細める。「この馬は(7月27日と)遅生まれなので、もっと良くなるのは先だろうが、それでも結果を出しているのはすごい。今回も楽しみにしています」。
ラジオNIKKEI賞の南半球産馬といえば、07年に同じ厩舎の
ロックドゥカンブが無傷の3連勝でV。
菊花賞でも3着に入った先輩に続けるか、注目だ。
使われながら力をつけてきた
グリュイエール。「秋が勝負だと思っている馬。休養することも考えたが、ここは3歳同士の重賞になるし、経験を積ませる意味で使うことにした」と藤原英師。春は重賞制覇に手が届かなかったが、強敵相手に戦ってきた経験を武器に待望のタイトル奪取を狙う。栗東CWの1週前追い切りは、馬なりのまま6F83秒4-11秒8。切れのあるフットワークで
ドラグーン(3歳未勝利)に0秒1先着した。道中もリズム良く走れており、着実に成長している印象。前走(東京・500万下(1)着)は折り合いに心境を見せ、ためが利いた走り。小回りの福島に変わっても何ら不安はない。
提供:デイリースポーツ