前走の
毎日杯で12着に敗れ、目標としていた
NHKマイルCを見送ることになった
ナヴィオンだが、それから3カ月余、放牧を挟んで本来のアクションを取り戻してきた。
最終リハは、栗東坂路で僚馬
クリビツテンギョ(6歳1000万下)と併せ馬。余裕を持って坂を駆け上がると、楽な手応えのままスッと抜け出した。動きに不安を挟む余地はない。4F54秒3-39秒2-12秒9のタイムを刻むと、1馬身先着した。
立て直した効果は十分。満足のいく形で臨戦態勢を整えた。「トモに疲れが見られたのでひと息入れたが、元気なころの動きになってきているね。先週しっかりやってあるし、輸送もあるので控えめにしたが、いい反応だったと思うよ」と橋口弘師はうなずいた。
体調面でV字回復を遂げて臨む一戦。「前走がこの馬の実力ではないからね」。リベンジを誓う指揮官。その熱い思いとともに、みちのく・福島へ乗り込む。