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ウリウリが快勝、藤原英師「最大目標をつくってから、次戦を決める」/CBC賞

デイリースポーツ
  • 2015年07月06日(月) 12時00分
 今週も“金子真人HD”の勝負服が先頭でゴールを駆け抜けた。サマースプリントシリーズ第2戦「第51回CBC賞・GIII」(芝1200m)は5日、中京11Rに17頭(ベルカントは出走取消)で争われ、2番人気のウリウリ(栗東・藤原英)が1分9秒1のタイムで重賞2勝目を挙げた。1番人気のダンスディレクターは直線で脚を伸ばしたものの、半馬身差及ばず2着。さらに首差の3着には3番人気のサドンストームが入り、上位人気3頭で決着した。

 内めの3枠(6)番から発進。雨の影響でインコースは荒れ始めていたが、陣営は「この馬の力を信じよう」と覚悟を決め、小細工抜きの競馬を選択した。終始ロスのない内ラチ沿いを通ってつかんだV。泥まみれで引き揚げてきた岩田は「初の千二で最初は戸惑っていたが、3〜4角でハミを取って対応してくれた。直線はすごい脚。馬がしっかりしてきたね」と成長ぶりに驚きの表情。「すごく能力の高い馬。大きいレースを獲れると思います」と今後のさらなる飛躍を約束した。

「馬場はギリギリ。雨が降っていたら、たぶん厳しかった。賭けだった」と藤原英師は好結果にホッとひと安心。前日にはJRA通算500勝を達成した指揮官だが、「いつも通り、ひとつずつ責任を持って勝たせていく。その繰り返し」とクールにいなした。

 今後については「(適当な)牝馬限定戦がない以上、そっち(短距離)方面で。オーナーと最大目標をつくってから、次戦を決める」と話すにとどめたが、「ストレイトガールと勝負やな。面白い戦いになる」と既にマイル女王との対決を思い描く。藤原英厩舎にまた一頭、短距離界のヒロインが誕生した。

提供:デイリースポーツ

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