昨年の覇者
メイショウナルトが、栗東CWの1週前追い切りで6F81秒6-11秒7(馬なり)をマーク。外を回りながらの好時計をたたき出し、ひと叩きされて着実に上昇を告げる。近走は結果が出ていないものの、良績は暑い時季に集中している典型的な夏馬。「福島の二千のように、小回りでカーブが4つあって、直線が短い舞台はいい」と武田師はコース変わりを歓迎する。「あとは精神面。馬がその気になってくれるかだね」と気持ちの変化に期待を寄せた。
年を重ねて力をつけてきた
マイネルディーン。6着だった前走の
新潟大賞典は「直線で進路を迷った分、追いだしが遅れてしまった。ただ内容は悪くなかったよ」と鹿戸師が言うように、ラスト3Fは勝ち馬と同じ32秒9を記録した。1週前追い切りは美浦芝で5F65秒4-12秒0(馬なり)。スピードの乗りが良く、最後まで軽快な伸び脚。やればいくらでも動けそうな雰囲気があり、活気にあふれている。「ひと息入っているが、ここに向けて順調な調整過程」。前々走の
福島民報杯3着をはじめ、福島は得意の舞台。ハンデ差を生かせれば一発があっても驚けない。
提供:デイリースポーツ