来春のクラシックをにらむ好素材が集った土曜中京5R(芝1600m)。新種牡馬の産駒もいて目移りするが、注目はやはり
ディープインパクト産駒の
シルバーステート(牡、藤原英)だろう。
母は仏国の重賞2勝馬。いとこに06年
京都記念を制した
シックスセンスがおり、日本の芝への適性は十分だ。G1レーシングの募集総額は1億円。見栄えのする青鹿毛の馬体、端正な顔つきが印象的で早くも“ダービー候補”の呼び声も高い。
手綱を取る福永は、3週連続で追い切りに騎乗。「まだ目いっぱいにはやっていないので、息の部分がどうか」と
ジャッジは辛口だが、それは期待の裏返し。「でも動きはいいよ」と余裕残しの状態でもVへの手応えをつかんでいる。初戦はもちろん、先々まで楽しみな逸材だ。
提供:デイリースポーツ