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【オークス】鮫島師「チャンス」3頭出しで悲願のG1初制覇、夢の実現へ

デイリースポーツ
  • 2017年05月19日(金) 06時09分
 「オークス・G1」(21日、東京)

 開業18年目を迎えた鮫島一歩調教師(63)=栗東=が、3頭出しで悲願のG1初制覇を狙う。フローラSを勝ったモズカッチャンを筆頭に、忘れな草賞Vのハローユニコーン、デイジー賞で2勝目を挙げたマナローラがスタンバイ。02年のユウキャラット(3着)でつかめなかった樫のタイトルを獲りにいく。なお、出走馬18頭と枠順が確定。馬券は20日に前日発売される。

 個性の異なる3頭で、念願のG1初Vに挑む。3連勝でフローラSを制し、鮫島師が「どんな競馬でもできる」と期待を寄せるモズカッチャン忘れな草賞の覇者で「折り合えば切れる脚を使う」と自信を持つハローユニコーン。そして、デイジー賞で2勝目を挙げた「成長度では一番」と胸を張るマナローラ桜花賞組と別路線を歩み、力をつけた3頭が既成勢力との逆転を狙う。

 開業18年目。重賞21勝を挙げているが、まだG1には手が届いていない。「馬に合わせて調整しているだけだから。早くから走る馬もいれば、8歳で重賞を勝ったキングトップガンみたいな馬もいるしね」。今回の3頭出しも、馬優先で調整してきた結果。その指針が揺らぐことはない。

 樫の舞台はユウキャラットで挑んだ02年の3着が最高着順。「あの時も忘れな草賞を勝って人気(2番人気)したけど、ハナに行けなくて。悔やまれる結果。リベンジしたいね」と静かに燃えている。

「G1で2着が3回。なかなか獲らせてもらえないけど、今回はチャンスだと思う。クラシックで3頭出しもなかなかないこと。何とか頑張ってタイトルを獲りたい」と師。過去に3頭出しでオークスに臨んだケースは2回あるが、いずれも勝ち馬を輩出しており、データも勝利を後押しする。3頭それぞれが死力を尽くし、鮫島厩舎の夢を実現する。

提供:デイリースポーツ

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