関西圏では重賞もひと休みの今週だが、安田隆行厩舎には今春の
高松宮記念で1着、3着、4着だった重賞ウイナー3頭が栗東トレセンに顔を揃えた。
高松宮記念を勝って、2つ目のG1タイトルを手に入れた
カレンチャンが、7月25日にグリーンウッドから帰厩。「いいリフレッシュになったと思います。現在の馬体重が512キロ。ふっくらしていますし、
リラックスできていますね」と安田隆行調教師。今春の休養明け、
オーシャンSでは4着と敗れているが「春の休養明けとは全く違いますよ」ということなので、万全の態勢で予定されている
セントウルS(9月9日・阪神芝1200m)を迎えることができそうだ。
CBC賞後、放牧に出ていた
ダッシャーゴーゴーも帰厩。「来週、栗東で追い切って、週末には函館競馬場へ移動する予定です」と同師。こちらは
キーンランドCへ向けて北の大地へと旅立つ。なお、新馬
サンライズトークも一緒に函館競馬場へ移動し、札幌開催でのデビューを目指す。
逆に先週、函館競馬場から栗東へ移動した
ロードカナロアは
カレンチャンと同じく
セントウルSへ向けて調整中。レースまではまだ時間があるが、7月25日の坂路では軽く4F53.8秒という時計をマークした。(取材:井内利彰)