８月９日のリニューアルオープンを目指し、ホッカイドウ競馬場外発売所「Ａｉｂａ浦河」の移転工事が、浦河ウエリントンホテル隣りの旧ホクレンショップ跡（浦河町大通３）で急ピッチで進んでいる。移転後は、中央競馬会（ＪＲＡ）の勝ち馬投票券を発売する「Ｊ―ＰＬＡＣＥ」も設け、ホッカイドウ競馬だけでなく、ＪＲＡ全日程の全レースの購入ができるようになる。

　工事は、現在ミオにあるＡｉｂａ浦河の移転を最優先に、旧ホクレンショップ跡（１階）を所有する株式会社Ｔ・Ｓ開発などが、併設するＶＩＰルームや、そば店、焼肉店といった飲食テナント（当初は２店）の出店スペース、供用スペースのトイレなどを整備。これらの形が出来上がって以降、残るスペースの募集なども検討しているという。工事現場管理者は札幌市の山武建装。

　６月末から本格工事がスタートし、現在はＡｉｂａ浦河の移転フロア約４５２平方メートルの箱部分がほぼ完成。隣接する複合商業施設内にある現施設で２５日の発売終了後、２６日から８月８日にかけて発売所を一時休止して移転作業を進め、同９日にリニューアルオープン。関係者によるセレモニーも予定しているという。

　施設は、収容人数２５０人、客席数１００席。発売窓口は自動発売機４台、自動発売払戻機２台。場内モニターは３２台で、６０インチ２台、４０インチ３０台。付帯施設として男女、多目的トイレや喫煙コーナーなども整備する。このほかのオープンスペースはビヤガーデンなどのイベント活用も想定しているという。

　同社では、「駐車場の問題もあり、迷惑がかからないよう、関係４者による協議を経て、きっちりと進めていきたい」としている。

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