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統計手法による騎手分析 3

  • 2014年06月29日(日) 01時29分
  • 7

武豊騎手と岩田騎手の4角の位置取りについて調査を行った。調査標本は前回と前々回を参照されたし。

調査方法
・4角での位置取りをラチに近い方から最内を1、やや内を2、中心を3、やや外を4、大外を5として数値化し、その平均を求めた。
つまり数値が小さい程4角で内を通り、数値が大きい程4角で外を通る傾向がある事を示す。
尚、逃げを打った場合は必ず最内を通る事になるため、統計から除外した。

結果

武豊騎手の平均値…2.45
岩田騎手の平均値…1.98

岩田騎手の方が、武豊騎手よりも4角でインコースを取りに行く傾向を示した。

分析(内の進路確保について)
・岩田騎手は4角で最内に入る傾向が強く、48回中23回と実に約半数のレースで最内に進路を取った。やや内に進路を取ったのは12回と、4角でのコースロスを無くす事を重視している鮮明な傾向があった。調査中、「又、最内にいるよ!」と何度も思い、真中や外を通るレースを見ると違和感を覚える程だった。

・武豊騎手が最内を取ったのは47回中15回で、当然ながら先行策を取った場合には4角で内側に進路を取る傾向があった。差し・追込において、京都の外回りコースに限って積極的に最内を突くという特徴があり、5月31日の朱雀Sをシェルビーで勝利、5月17日の白川特別をフレージャパンで勝利するなど4勝を挙げており、この戦術でかなりの良績を残している。

続く

次回は4角での外の位置取りについて

アラシ
アラシ
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元馬術の選手です。ネットケイバでは主に競走馬掲示板にて活動しています。2016.11.11記諸般の事情により、当面はブログで活動いたします。追い切り所見・レース回顧を中心に、内容そ...

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