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牝馬の能力特性.1 -統計で見るコラム-

  • 2015年04月04日(土) 14時01分
  • 7

前回のコラムの質問者さんへの回答の中で「牝馬が今と昔で、強くなったかどうか、調査する」という旨を吹いてしまったので、今回から、「牝馬の能力特性、及び、牝馬は昔より強くなっているのか」と言うテーマで、統計分析を行っていきます。(多分長丁場)

今回は速報値。統計的にはあまりアテにできないので注意されたし。

1.今回の統計対象
2014年に小倉で行われた芝レースの内、牝馬限定戦を除いた76レース。
!!牝馬限定戦が含まれていない事に念を押す!!

2.統計対象の理由
とりあえず、ローカルはレース数が少ないのでとっつきやすかったから。及び、ローカルと主要4場のおける牡馬牝馬の戦力差を比較する必要があるから。あと、早期の2歳戦も分析してみたいから。

3.統計対象レースにおける牝馬の成績

統計対象76レースにおける成績は、1着23回(30.26%)、2着20回(26.31%)、3着28回(36.84%)だった。

言わずもがな、牝馬限定戦を除外した統計ではやはり牡馬の有利が鮮明であった。

詳細を分析すると、

1200m戦(全34R)において、1着15回(44.11%)、2着13回(38.2%)、3着15回(44.11%)と、平均を上回る数値が提示された。
良く言われてはいる事ではあるが、短距離ほど性差が出にくくなるようだ。

1800m戦(全21R)では、1着4回(19.04%)、2着5回(23.80%)、3着8回(38.09%)となり、1200m戦に比べて全ての数値が悪化する。

2000m戦(全18R)では、1着4回(22.22%)、2着2回(11.11%)3着3回(16.66%)と、更に数値が低下する可能性が示唆されている。

2600m戦(全3R)では上位入線は3着が1回のみである。

※1但し、統計の対象が少ないので、信ぴょう性が低い。後の調査を待たれたし。
※2小倉には1600m、1400m、2200m、2400mのレースが無い。

つづく

アラシ
アラシ
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元馬術の選手です。ネットケイバでは主に競走馬掲示板にて活動しています。2016.11.11記諸般の事情により、当面はブログで活動いたします。追い切り所見・レース回顧を中心に、内容そ...

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