笠松競馬場(笠松町)を運営する県地方競馬組合は二〇一六年度から、競馬場のスタンドや厩舎(きゅうしゃ)、駐車場を整備する計画づくりに取りかかる。
十八日に組合議会が開かれ、計画づくりをコンサルタント業者へ委託する経費九百三十五万円を含む百五十五億四千三百十万円の一六年度一般会計当初予算案などが提案、可決された。
二カ所ある厩舎を集約することや、老朽化した観戦スタンドの改修、専用の駐車場をコース内側の土地に新設するなどを検討する。具体的な着手の時期は決まっていない。
馬券の売り上げはインターネット販売が好調で、一五年度は三月十一日までで百五十三億六千八百万円(前年度同期比十七億七千八百万円増)だった。組合管理者の広江正明笠松町長は「三年連続の黒字決算となる見込みだ」と明かした。
好調な売り上げを受け、従来は三着までだった賞金の支給対象を一六年度からは五着までに拡大するなど、賞金や手当を総額八千百万円分増やす。
レースを中継する縦八メートル、横十七メートルの大型ビジョンのリース料約二千四百万円も、当初予算案に盛り込んだ。年内には設置が完了する予定。
(中日新聞 3月19日)
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