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【ヴィクトリアM予想】ヴィクトリアMは母系にシアトルスルー血脈が好相性

  • 2024年05月10日(金) 19時00分
今週末はヴィクトリアマイル!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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シアトルスルーとサンデーを両方持つ馬が毎年走るレース


 先週のケンタッキーダービーは当コラムで「今までの日本馬の中で適性、能力が最も高い」と評したフォーエバーヤングが勝ちに等しい3着。予想通り、今までの日本馬のなかで、ケンタッキーダービーで最も高いパフォーマンスを発揮。フォーエバーヤングの能力とそれを引き出した矢作厩舎のチームに感動しました。

 そしてテーオーパスワードも大健闘の5着。改めて確信したのは、日本の生産は、サンデーサイレンスとミエスクを両方持つ血統馬を大量生産できることが、他国に比べて大きなアドバンテージがあること。ケンタッキーダービーもサンデーとミエスクを両方持つ馬はフォーエバーヤングとテーオーパスワードしかいません。

 フォーエバーヤングはサンデーとミエスクを両方持つ配合パターンであったと同時に、シアトルスルーとサンデーの組み合わせの配合馬でもあります。この配合馬も米国競馬で重要なスピードの持続距離を強化する配合であり、かつ世界的に見れば希少な配合になります。(世界的に見ればサンデー系自体がまだまだ希少なので、世界から見れば、なんでも希少配合になってしまうのですが(笑))日本生産馬は今後数年も、日本独自の希少、かつレベルが抜きんでている配合馬を量産できる国としてのアドバンテージを発揮することでしょう。

 そして、ここ数年のヴィクトリアマイルも、サンデーサイレンスに加え、母方にシアトルスルーを持つ馬の好走数、好走率が優秀です。

 ヴィクトリアマイルはラスト800mを11秒前半のスピードで持続する能力が要求されるのですが、その能力を高いレベルで強化するのが同配合です。

 昨年のヴィクトリアマイルを4人気で勝利したソングラインは母父がシンボリクリスエス。その母父ゴールドメリディアンの父はシアトルスルー。

 なお、シンボリクリスエスは藤沢厩舎の管理馬。シアトルスルー血脈を東京芝で高いパフォーマンスを発揮させる技術が抜群に長けていた厩舎。シンボリインディ、タイキブリザードもシアトルスルーを持つ馬。そして21年の勝ち馬グランアレグリアも母父はシアトルスルー系。同年2、3着のランブリングアレー、マジックキャッスルも母父がシンボリクリスエス。

 2022年も2着のファインルージュは母父がシアトルスルー系。19年に11人気で3着のクロコスミアも母父がシアトルスルー系。

 同コースで近い馬場で行われた、先週のNHKマイルCにて10人気で3着に走ったロジリオンの母父も父系にシアトルスルー。サンデーとシアトルスルーを両方持つ配合馬です。

 ハーパーの母父はジャンプスタート。その父はエーピーインディ。シアトルスルー系の種牡馬。

 ウンブライルの母父はファルブラヴ。ファルブラヴの母父の父はシアトルスルー。

 シアトルスルー、ボールドルーラーの影響の強い血統馬をピックアップするという観点だけなら、この2頭をピックアップすることにはなります。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のヴィクトリアマイル予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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