ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の母の父として知られ、愛・
クールモアスタッドで種牡馬として繋養されていた
アルザオ Alzao(牡26)が、高齢による衰えのために種牡馬生活から引退することになった。今後は愛・キャッスルハイドスタッドで余生を送る予定。
アルザオは、
父Lyphard、
母Lady Rebecca(
その父Sir Ivor)という血統の米国産馬。現役時代はエリントン賞(伊G3・芝2400m)を優勝するなど、12戦4勝の成績を残し現役を引退。愛・
ラズベリースタッドで種牡馬入りすると、初年度から愛2歳牝馬チャンピオンに輝いたパスザピース
Pass the Peace(チェヴァリーパークS-英G1)らを輩出するなど活躍した。1990年からは
クールモアへ移籍し、
シャトゥーシュ Shahtoush(英
オークス-英G1)、マティア Matiya(愛1000ギニー-愛G1)、ウィノナ
Winona(愛
オークス-愛G1)、
アルボラーダ Alborada(英チャンピオンS-英G1)、セカンドセット
Second Set(サセックスS-英G1)、など多数の活躍馬を送り出していた。また、母の父としても3冠馬
ディープインパクトの他、04年JCダート(GI)などダートGI・4勝を挙げている
タイムパラドックス(牡8、栗東・松田博資厩舎)を輩出している。