18日、
大井競馬場で行われた
TCK女王盃(4歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、安藤勝己騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)
グラッブユアハート(牝6、美浦・
畠山吉宏厩舎)がスピードの違いを見せて先頭に立ち、直線に向いて余力十分で後続を確認してから追い出すと、3連覇を狙った3番人気
レマーズガールに3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分53秒8(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には外から追い込んできた6番人気
テンセイフジが入った。
勝った
グラッブユアハートは、
父Deputy Commander、
母Kelly Amber(
その父Highland Park)という血統の米国産馬。03年1月のデビュー戦(中山・ダート1800m)に快勝。その後も順調に条件戦を勝ち上がると、04年に入り
TCK女王盃、
エンプレス杯(交流GII)2着、
マリーンC(交流GIII)でも3着と好走し、スパー
キングレディーC(交流GIII)で待望の重賞初制覇を達成した。以降、交流重賞で惜敗が続いたが、
白山大賞典(交流GIII)で1年3ヶ月ぶりに勝利。前走の
クイーン賞(GIII)も2着馬に10馬身差をつける圧勝と、2連勝でここに臨んでいた。通算成績21戦7勝(うち地方13戦4勝、重賞4勝)。
鞍上の安藤勝己騎手、管理する
畠山吉宏調教師ともに同レース初勝利。98年に交流重賞に制定されて以来、
JRA勢が5勝、地方勢4勝となった。