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【オークス予想】オークスは欧州型スタミナ血統馬が走りやすい

  • 2024年05月17日(金) 19時00分
今週末はオークス!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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父欧州型&母父非サンデー系に注目


 東京芝2400mはJRAのチャンピオンコースであり、この舞台を勝つために繁殖の選抜が行われます。よって日本の主流血統が走りやすいレース…というのは「牡馬」の話。

 牝馬は総じてスピードに振れるため、牡馬で東京芝2400mがマッチするような血統では、若駒の牝馬ではスタミナ不足。オークスは毎年日本の主流血統より欧州指向のスタミナ、馬力が勝っていて、日本の主流血統であるサンデー系の要素も薄い「スタミナ馬力血統馬」が走りやすくなります。

 2019年以降の過去5年のオークスも血統ビームオリジナルの国別血統、系統タイプが「父欧州型&父も母父も非サンデー系」に該当する血統パターンの馬は11頭出走して7頭が馬券に。複勝率は64%。複勝回収率261%(各血統タイプはスマート出馬表を参照)。

 父が欧州型血統で父も母父も非サンデー系の血統パターンの馬は「日本の主流血統の影響が薄く、欧州型血統の影響が強くなりやすい」タイプ。先に書いたように欧州指向の強い非主流の方向性の血統馬です。

 昨年のオークスも父欧州型、かつ父も母父も非サンデー系のリバティアイランドが優勝。ドゥーラが15人気で3着。該当血統はこの2頭しか出走していませんでした。

 一昨年のオークスも父欧州型、母父も非サンデー系のスターズオンアースが優勝。2着スタニングローズも父が欧州型で母父が非サンデー系。

 3年前のオークスでは父欧州型、母父非サンデー系の配合馬は10人気のタガノパッションのみ。結果は4着。

 2020年も父欧州型。母父非サンデー系の血統パターンの馬で出走したのはデアリングタクトとウインマリリンの2頭のみで1、2着。

 今年の出走予定馬で父欧州型、母父非サンデー系の配合馬はミアネーロ、サンセットビュー、ステレンボッシュ、ヴィントシュティレ、チェルヴィニア。

 なかでも注目はステレンボッシュとチェルヴィニア。

 ステレンボッシュの父はエピファネイア。その母シーザリオはオークス馬。当レース勝ち馬のデアリングタクトも同種牡馬の産駒。先週の同競馬場GI・ヴィクトリアマイルの勝ち馬テンハッピーローズもエピファネイア産駒。

 今年の出走予定馬で父が欧州型、かつ母父も非サンデー系の血統パターンであるチェルヴィニアの父は欧州型のハービンジャー。母父はキングカメハメハ。この組み合わせはニックス配合で大阪杯も父と母父がハービンジャーとキングカメハメハ系で構成された配合馬ベラジオオペラ、ローシャムパークが1、2着。2017年のオークスで6人気2着のモズカッチャンもハービンジャー産駒で母父はキングカメハメハ。チェルヴィニアは母チェッキーノもオークス2着。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のオークス予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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