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キリシマオジョウ完勝、橋口弘師「こうなったら九州の星として桜花賞に使いたい」/ひまわり賞

デイリースポーツ
  • 2015年08月30日(日) 12時00分
 九州産馬同士ではスピードの絶対値が違った。小倉9R・ひまわり賞(芝1200m)を制したのは圧倒的な1番人気に支持されたキリシマオジョウ(栗東・橋口弘)。6馬身差で圧勝したデビュー戦と同様に、ライバルを寄せつけない圧倒的な走りで夏の小倉の名物レースをモノにした。トップスタートを決めて、序盤は2番手。3角手前で早くも先頭に立つと、追撃にかかる2番人気カシノエイシ(2着)を余裕十分に引き離し、3馬身半差をつけてフィニッシュした。勝ちタイムは1分9秒8。さらに1馬身半差の3着には3番人気のチェストケホークが入り、人気通りの決着に落ち着いた。

 この勝利で橋口弘師は、地方と海外を合わせて通算1000勝を達成。自身は来年2月で定年を迎えるが、「こうなったら九州の星として桜花賞に使いたい」と来春へ思いをはせた。

 表彰式には同レースにイザシュツジン(14着)の生産者として参戦した実弟・幸一郎さんなど、橋口弘師の親族約20人が口取り写真に参加。ほのぼのとしたムードに包まれた。

 また、注目を集めた鮫島親子3人の初対決は、兄の良太(ホーザンポントス6着)が最先着。イザシュツジンに騎乗した佐賀競馬の父・克也は「初めて3人で乗り、感無量です。克駿がジョッキーを目指した時から、3人で乗りたいという夢があった。機会があればまた乗りたい」と明るい表情を見せた。

提供:デイリースポーツ

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