28日正午ごろ、
日本ダービーに出走する関西馬が全馬、東京競馬場に到着した。
初の東京遠征となる
マカヒキだが、特に変わった様子もなく落ち着いた様子だ。
「輸送中もほんと順調でした。無駄なことをしない賢い馬ですし、このまま順調に明日を迎えたいですね」(大江助手)
サトノダイヤモンドはこの中間かなりハードに追われたが、疲労もみせずゆったりとした様子だ。
「普段と変わらず大人しいですね。ハードな調教でしたが、ずっとカイバもあがりませんでした。身体は締まりましたが、幅も出てきていますよ」と中澤助手。
リオンディーズと
ヴァンキッシュランの角居勢二頭は「輸送中も東京競馬場到着後も
リラックスしている」(上村助手)とのこと。
リオンディーズは無駄肉のない究極の仕上げ。「馬体はかなり引き締まったが、筋肉もしっかりついたので馬体重はさほど減っていませんね。また、輸送で減るタイプでもありません」(滝川助手)
ヴァンキッシュランは3回目の東京輸送。「慣れたもので、馬運車の中では馬栓棒に首をもたれたり、ちょこちょこカイバをつまんだりしながら
リラックスしていました」と上村助手。陣営の「まだ上積みが感じられる」という言葉どおり、降着したレース以降から冬毛も抜けて馬体は目に見えて良くなっていた。
(取材・写真:花岡貴子)