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スタミナ血統の差し馬に注目/京都2歳S展望

  • 2017年11月22日(水) 06時00分
 重賞としては今年が4回目だが、オープン特別として開催された期間が長く、秋の京都の中距離戦としてファンには馴染みが深い。オープン特別時代の勝ち馬にはエピファネイアヴィクトワールピサなど「超」のつくような大物の名前も見られる。

1.人気馬並び立たず

 オープン特別時代を含めた過去10年で1番人気が4勝、2着2回。しかし、連勝式が1-2番人気で決着したことは過去10年で一度もない(2005年が最後)。紛れやすいコース形態ということもあり、人気薄の馬が割って入る余地が小さくない。人気サイドから穴馬への流し馬券が有効と言える。

2.スタミナが問われる一戦

 2014年6番人気1着のベルラップ、5番人気3着のシュヴァルグランはいずれもハーツクライ産駒だった。一昨年も5番人気のマンハッタンカフェ産駒リスペクトアースが2着で、昨年はサドラーズウェルズ系のベストアプローチが6番人気3着。スピードだけでは押し切れない条件であり、長距離戦で活躍馬を出す種牡馬の産駒が狙い目だ。

3.差す競馬を経験できているか

 昨年は萩Sを先行して快勝したプラチナヴォイスが2番人気で6着に沈んだ。2014年のエイシンライダーも同じ臨戦過程で凡走。開催前半の馬場で先行して結果を残しても、最終週の京都2歳Sではまた別の競馬が待っている。差す形を経験していることが、ここでは大きな武器になる。


 注目はタイムフライヤー。雨が振り続けていた日だったので参考程度だが、萩Sではひとつ後ろの古馬準オープンよりも速いタイムで圧勝している。ここまで先着を許した相手は、札幌2歳Sの勝ち馬で阪神JFでも人気になるだろうロックディスタウンだけ。血統的にも父がハーツクライ、母がタイムパラドックスの全妹というスタミナ型で、ここにぴったりのタイプと見る。

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