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【フローラS】オハナ満開 手綱ガッチリ握ったまま豪快にフィニッシュ

デイリースポーツ
  • 2018年04月20日(金) 07時00分
 「フローラS・G2」(22日、東京)

 良血オハナが19日、最終リハで気合のこもった走りを披露した。僚馬を1馬身先行させ、直線は引っ張りきりの手応えで併入する内容。前走の調整時に苦労した馬体減の心配はなさそうだ。祖母にG1・2勝の名牝ノースフライトを持つディープインパクト産駒。ここで重賞初タイトルをつかみ、勢い十分に本番へ乗り込みたい。

 小柄な馬体を弾ませて俊敏な脚を繰り出した。G1・2勝馬ノースフライトを祖母に持つオハナの最終追いは、美浦Wでの併せ馬。ランプフィーバー(3歳未出走)を1馬身追走し、直線で内に潜り込む。手綱はガッチリと押さえていたが、闘志を前面に押し出した走りで馬体を重ねるようにフィニッシュ。4F53秒2-38秒5-12秒6のタイムに、森助手は「この馬のいつもの動き。良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。

 菜の花賞Vから中3週で臨んだ前走のデイリー杯クイーンCは4着。当時を「在厩調整で体の維持が厳しいなかで頑張ってくれた」と振り返る。難しい仕上げを要求されたレース。敗れたとはいえ、阪神JF3着、桜花賞5着のマウレア(5着)には先着し、トップクラスの能力を示した。

 中間は宮城県の山元トレセンで疲れを癒やし、前走時414キロだった馬体は、今週火曜の時点で424キロまで回復している。「放牧明けで体はふっくらして、状態は前走以上です」と同助手はキッパリだ。初参戦の2000メートルにも「エンジンのかかりが遅いので距離延長もプラス」と意に介さない。

 「前走後はいい状態でオークスに向かうことを考えてきました。カイバ食いの良くないタイプですが、スタッフが頑張っている」。さあ、樫の舞台へ-。関東の名門厩舎が一丸となって、良血ディープ牝馬を仕上げにかかる。

提供:デイリースポーツ

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