鮮やかな強襲を決めた。5番人気の
グラブザフラッグ(牡、父タピット、栗東・中竹)が目の覚めるような末脚を繰り出し、1分26秒6のタイムでV。道中は後方3番手のポジションだったが、1頭だけ違う脚で豪快に前の馬をのみ込むとゴールでは後続に1馬身3/4の差をつけた。母コーネリアは98年
桜花賞、
秋華賞などGI3勝を挙げた
ファレノプシスの半妹で、昨年のダービー馬
キズナの近親にあたる。2着は6番人気の
ニホンピロサンダー、さらに首差の3着には4番人気の
タイユールが入った。なお、2番手から運んだ1番人気の
キンシノホマレは伸びを欠いて10着に敗れた。
「他馬を気にしていた。砂もかぶってテンには行けなかったが、手応えは悪くなかったので道中はじっくりと。気分良く走ってくれて実力通りでしたね」と松山は笑顔。中竹師は「血統的には芝でもやれそう」と飛躍を思い描いていた。
提供:デイリースポーツ