「2歳新馬」(京都5R・芝2000m)
過去に数々の名馬がデビューした
菊花賞当日の“伝説の新馬戦”を制したのは12番人気の伏兵
タイセイアプローズ(牡、
父ハーツクライ、栗東・宮本)だった。8番人気の
ウインガニオン(3着)と13番人気
ヒルノデンハーグ(12着)の2頭が後続を大きく引き離す展開。序盤は最後方だったが、向正面から仕掛けて一気に2番手集団へ。直線の入り口で3番手まで浮上すると、直線半ばでさらに加速。粘る
ウインガニオンをかわし去り、1馬身1/4差をつけてフィニッシュした。タイムは2分1秒2。1番人気の
オールマンリバーはゴール直前で3着馬を鼻差かわして2着を確保した。
松山は「長くいい脚を使えると思い、自分から動いて行った。最後まで良く伸びたし強い競馬でした」と笑顔。GI馬を数多く輩出する一戦での勝利に、宮本師も「大山ヒルズにお世話になっていて、父が同じ
ワンアンドオンリーに似ていると、ひそかに期待してたんやわ」とご満悦だった。
提供:デイリースポーツ