ブライトエンブレムは11月21日に栗東入厩後、順調に追い切りを消化している。「レース直前に長距離輸送がない分、ケイコで攻められる」と小島茂師は言う。
最終デモは栗東CWで3頭併せ。新馬戦、
札幌2歳Sともに最終追い切りは師自らがまたがりVを決めていることから、今回も栗東まで駆けつけて騎乗した。同じく
朝日杯FS出走の
ダノンプラチナ、僚馬
ラスヴェンチュラス(5歳1000万下)と3頭併せを敢行。最後までしぶとく脚を伸ばした。6F83秒4-39秒8-12秒5をマークし、前者には首差遅れたが、後者には1馬身先着した。
前日の降雨の影響で馬場が重く「手応えは思ったよりも悪かったが、追い切った後の息の入りは良かった」と内容には合格点を与える。「あまりやり過ぎず、ちょうどいい負荷をかけられた」。
今回は
札幌2歳S1着以来、3か月半ぶりの実戦となる。「2歳のこの時期にあまり無理をさせたくなかった」と説明。当初から年内は一戦の予定だった。
ホープフルSも視野に入れていたが「中山より阪神の方がまぎれが少なく、はっきりと力を見極められる」とここへの出走を決断した。
小島茂厩舎はこれまでも08年
秋華賞ブラックエンブレム、09年
エリザベス女王杯クィーンスプマンテと栗東入厩でのGI制覇を成功させている。
母ブラックエンブレムは厩舎に初の
ビッグタイトルをもたらした。今度はその息子が厩舎初の牡馬GIを奪取する。
提供:デイリースポーツ