スマートフォン版へ

【POG2021-2022】桜花賞→オークス路線の大物候補・レディナビゲーター

  • 2021年05月09日(日) 18時00分
netkeibaでは毎年GW明けに公開している「POGマル秘リスト」を、今年はリストの公開前に注目馬をピックアップした形で先行公開。皆さんのPOGライフを充実させる優駿を見つけましょう!

※ダグザは写真掲載がありません。あらかじめご了承ください。


レディナビゲーター
牝/美浦・萩原清厩舎
レディナビゲーターの血統表

(C)netkeiba.com

血統詳細・兄弟馬を見る



 牝系の大本はウインドインハーヘア。この一族の中では若干傍流、遅咲き傾向にあり、ここ二年の兄たちは少し線が細かった。しかし本年のハーツ牝馬は、6月デビューも想定にある偉丈夫。ノーザンF早来でも、真っ先に名前があがるほど坂路で動く。全姉アドマイヤミヤビはクイーンC優勝、オークス3着。東京2000mの百日草特別では、上り33秒5という末脚を駆使、後の弥生賞馬カデナを一閃。わずか6戦で引退したが、無事なら秋華賞およびエリザベス女王杯。JCや有馬記念も楽しめた逸材だった。姉と同じ芦毛ながら、いくぶん重心は低く背中は短め。薄手だった姉と違い、前腕部はガッチリ、臀部の発達も目を引く。マイルから2400mまで、牝馬クラシックの軸の期待がかかる大物。

プレミアムスマイル
牝/栗東・池添学厩舎
プレミアムスマイルの血統表

提供:キャロットファーム

血統詳細・兄弟馬を見る



 母は12勝、BCディスタフなどGI・6勝。エクリプス賞最優秀古牝馬に輝いた世界きっての超名牝。3番仔ルージュバック(父マンハッタンカフェ)は、毎日王冠、オールカマー、きさらぎ賞、エプソムC優勝。兄ポタジェ(父ディープインパクト)は現役5勝(金鯱賞3着)。父がロードカナロアにかわり、首やトモの丸い、ムチッと張ったマイラー体型へチェンジ。適度な前進気勢をもち、育成の動きも、瞬発力面において評価が高い。トレセン入り後も480キロ前後の馬体を保てている。4月中旬にゲート試験合格。6月デビューへ調整中。

ダグザ
牡/栗東・安田隆行厩舎

血統詳細・兄弟馬を見る



 母は愛国産、キャリアは1戦のみ。ただ、母の姉はGIサンタリラ賞勝ち、ヴェルメイユ賞3着のFidelite。近親にはダイワカーリアン、ムスカテールなどの名前が連なる。父は英仏8戦6勝。デビュー以来破竹の快進撃でミドルパークS、モルニ賞のGIを2勝し、無敗の5連勝を遂げたスピードスターだった。首は大きく短く、四肢と背中は短め、丸まるとしたトモを備えた父の影響力の大きい快速系。性格は素直、操縦性も高く、4月末から時計を出しはじめ、ゴールデンウィーク中に3本目のタイムが出た。狙うは2歳S。安田隆厩舎は重賞スプリンター育成術の確かさで知られているが、本馬のほかにも短距離の良駒をかなりの頭数そろえている。

ブレスク
牡/美浦・国枝栄厩舎
ブレスクの血統表

提供:G1レーシング

血統詳細・兄弟馬を見る



 ディープインパクト産駒の母は6戦4勝。重賞勝ちこそないものの、アネモネSを勝って桜花賞へ(9着)。ひと夏を越え秋の中山・紫苑Sを快勝し、秋華賞での期待を抱かせた。母の弟タンタアレグリア(父ゼンノロブロイ)は、AJCC優勝。ルーラーシップ産駒の長男は、初仔ながらしっとりとした肌を持ち馬体はボリューミー。母はどこかしら弱い箇所を抱えていたが、息子はすこぶる健康。脚捌きも軽い。現時点でもそれなりに完成しているが、1〜2か月かけ、一段上の馬体造りを模索中。すこし遅くなったとしても、秋の王道路線にはキッチリ間に合いそう。

ラスール
牝/美浦・藤沢和雄厩舎
ラスールの血統表

(C)netkeiba.com

血統詳細・兄弟馬を見る



 長女モルジアナ(父Dubawi)は、ダート短距離を主戦場に4勝。長男シャケトラ(父マンハッタンカフェ)は、日経賞、AJCC、阪神大賞典勝ち。2〜3勝を挙げている兄姉が他にも3頭いる。母サマーハは、父の特性を上手く引き出す。本馬はキタサンブラック譲りの首や背中、そして四肢の長いスラリとした牝馬。腹周りが膨らみ張ってくればなおいいが、5月中にはトレセン目指して移動予定。スピードはまずまず、距離バンドも広めの万能型。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

牧場での評判や血統からPOGで指名したい2歳馬情報をお届けしていきます。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング