10月8日(土)に東京競馬場で行われる第8回
サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)に出走予定の
フロムナウオン(牡2歳 美浦・手塚厩舎)について、追い切り後の
手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。
(福島のデビュー戦を振り返って)
「もう少し入厩が早ければ東京のデビューも考えていましたが、タイミングで福島のデビューになりました。タイプ的に福島が合うとは思っていませんでしたが、調教の感じとか新馬を勝てるレベルの動きをしていたので、期待を持って使いました。結果は辛勝でしたが、中身のあるレースをしてくれたと思います」
(530キロを超える大きな馬ですが)
「一回使った方が、身体もまだ緩いし、使った後の良化はかなりあるのではと思ってデビュー戦を使いました。使った後は少し楽をさせて、また次に繋がる休みを取らせて上げたいと思っていたので勝てて良かったです」(コーナー4つの競馬場でしたが)「レースを見ていると、コーナー、コーナーで置かれてしまって、あまり器用なタイプでは無いなと思います。広いコースの方が良いだろうなと、レースを見ていて感じます」
(今朝の追い切りの内容は)
「先週、先々週と
シュネルマイスターの胸を借りて、しっかりと追い切りをこなせていたので、さすがにきつそうでしたが、良いトレーニングができたと思います。今週は当該週ということと、かなり中身の濃い追い切りができていたので、終いの反応を見る程度でしたが、とても良く見えました」
(キャリア1戦ですが、この馬に対する評価や課題は?)
「評価としては高い馬です。厩舎としてもかなり上の部類かなと思っていますし、レースの選択も
サウジアラビアRCを使いたいと思ったのも期待の表れと思って貰って結構です。ただ、530キロを超える大型馬で、いろいろな面で不器用な所が出てくるのでは、という不安な面もあります。その点で今回頭数も少ないので、そこは考えなくても良いのかなと思っています」
(広いコース、ワンターンの競馬になります)
「距離は1600メートルに詰まるので、そこはポイントになると思いますが、頭数も少なく、ペースもそれ程上がらないと思いますので、追走もそれ程気にしなくて良いのかなと思います。あとは東京の開幕週ということで、馬場状態は天気も微妙ですが、初日の開催で良い馬場で走ることができれば頑張れると思います」
(取材:木和田篤)
ラジオNIKKEI