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レシステンシアの半弟ジャスティンボルトがR.ムーア騎手でデビュー/関西馬メイクデビュー情報

  • 2022年11月28日(月) 19時04分
 いよいよ、2022年2歳新馬の最終開催。この時期デビューだと、どうしても遅れている印象があるが、今週の新馬戦を勝てば、月末に行われるホープフルS(12月28日・中山芝2000m)には十分間に合うし、実際、昨年は中京芝2000mの新馬戦を勝ったシェルビーズアイ(栗東・武英智厩舎)がそのローテーションで出走している。

【12月4日(日) 中京芝2000m】

ジャスティンボルト(牡、父キタサンブラック母マラコスタムブラダ、栗東・友道康夫厩舎)

 半姉に2019年阪神JFを優勝し、今年も参戦を予定している香港スプリントでは2021年に2着しているレシステンシア(父ダイワメジャー)がいる。本馬は2020年セレクトセール当歳にて、1億9000万円で落札されている。

 11月から栗東で追い切りを開始して、先週のCWでは3頭併せを最先着、6F82.2秒をマークし、ラストも11.7秒でまとめている。大型馬ではあるが「スピードがあって、動きもいいですね」と友道康夫調教師も好評価。鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。

ワンダイレクト(牡、父ハービンジャー母ワントゥワン、栗東・藤岡健一厩舎)

 祖母ワンカラット母ワントゥワンともに藤岡健一厩舎で管理された、厩舎ゆかりの血統。11月4日にゲート試験を合格してから栗東に在厩して調整。「初仔で遅生まれですが、この時期としてはしっかりしている」と藤岡健一調教師。

 11月16日には坂路で2歳未勝利と併せて遅れたものの、4F52.6秒をマーク。11月23日のCWでは2歳1勝クラスにに先行して、ほぼ同入だったが、5F65.4秒と速い時計。スピードある動きを見せているのは間違いないし、ここに父ハービンジャーの血がうまく発揮されるようだと、母系のスピード、父のスタミナがうまく融合した走りを見ることができそう。

【12月4日(日) 阪神芝1800m】

アイザックバローズ(牡、父ドゥラメンテ母カーリンホーク、栗東・友道康夫厩舎)

 母系に2005の米二冠馬、Afleet Alex(父Northern Afleet)がいる血統。父産駒はタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎)やスターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎)など活躍馬が多数。

 本馬は7月15日に栗東でゲート試験を合格した後、牧場で調整を進めて、秋に栗東へ再入厩。プール調教を併用しながら、CWでの追い切りを消化。1週前はCWでレースでも騎乗予定の岩田望来騎手が跨っての追い切り。新馬、古馬2勝クラスとの併せ馬で2週前追い切りよりも食い下がる動きを見せて、6F82.7秒をマーク。追うごとに動きが良くなっている印象がある。

ヴァンビスタ(牝、父Justify母Vanquished、栗東・矢作芳人厩舎)

 父Justifyは無敗のアメリカ三冠馬。日本で競走する産駒としては、先週の阪神ダート1800m未勝利戦でジョヴィアン(栗東・奥村豊厩舎)が初勝利を挙げている。

 本馬は7月13日に栗東でゲート試験に合格した後、牧場での調整を経て、秋に栗東へ再入厩。11月16日の坂路では、2歳未勝利を追走する併せ馬で相手を突き放す動き。4F52.2秒、2F24.6秒、1F12.1秒と新馬としてはトップクラスの時計をマークしている。先週の追い切りでも坂路4F52.7秒をマークして、スピードがあるのは間違いない。あとは実戦の芝でも同様のスピードを見せつけることができるかどうか。鞍上は坂井瑠星騎手が予定されている。

(取材・文:井内利彰)

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