21日、
浦和競馬場で第59回
桜花賞(3歳・牝・ダ1600m・1着賞金2500万円)が行われ、スタートを五分に出て道中後続を1馬身ほど離しての単騎逃げに持ち込んだ、
的場文男騎手騎乗の2番人気
イチリュウ(牝3、川崎・
内田勝義厩舎)が、楽な手応えのまま単独先頭で4コーナーを通過。最後の直線に入ってもその脚衰えず、最後は後続を突き離して逃げ切り、2番手追走から粘り込んだ5番人気
アステールネオ(牝3、船橋・
佐藤賢二厩舎)に、2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分41秒5(良)。
なお、このレースで単勝1.1倍と断然1番人気に推された、注目の
カイカヨソウ(牝3、船橋・川島正行厩舎)は、道中中団外目を追走するも勝負処での反応悪く、さらに5馬身差の3着に追い込むのが精一杯。
3番人気
ケンブリッジナイス(牝3、船橋・
新井清重厩舎)は、さらに2馬身差遅れての4着敗れている。
勝った
イチリュウは、
父キングヘイロー、
母キハク、
その父アサティスという血統。前走・
トライアルの
ユングフラウ賞(浦和・1400m)では、初コースでスタート悪く後方追走から追い込んで2着。本番のここは、スタートをポンと飛び出すとあとはマイペースのラップを刻み、最後の直線は鞍上・
的場文男騎手の豪快なアクションに応えて、逆に後続を突き離す快勝で重賞初制覇。戦前は「1強」とされた見立てを軽々と覆してみせ、嬉しい(浦和)
桜花賞馬のタイトルを手にした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
イチリュウ(牝3)
騎手:
的場文男厩舎:川崎・
内田勝義父:キングヘイロー母:キハク母父:アサティス馬主:(有)グランド牧場
生産者:グランド牧場
通算成績:8戦3勝(重賞1勝)