12月22日付の登録馬のうち「これは…」と思った馬の血統をシロウトなりに解説していきます。
●アースワンドリーム(牡 美浦・宗像義忠 父エアエミネム、母レディジュエリー)
札幌記念でジャングルポケットを破ったエアエミネムの仔。母は未勝利馬だが母の母であるダイカツオパールは公営佐賀などで活躍し重賞を勝っている。エアエミネム産駒はやや重苦しく、ゆっくりと成長する馬が多いが母方の血の影響だろうか。芝向きで中山や北海道シリーズの2000m戦で穴を開けそう。全く持ってPOG向きではないが、長い目で見てほしい一頭。
●エムエムロゼオ(牡 美浦・小西一男 父タイキシャトル、母サクラフィオーレ)
祖母サクラキャンドルはサクラチトセオーの半妹で古馬開放前のエリザベス女王杯を勝ったが、繁殖としては結果を残せていない。母は未出走。一見それなりに派手な配合だが、何が抜きんでているというわけでも無く強調材料に欠ける。ガツンとしたスピードも無く、ペースが緩い芝千八あたりが向くだろうか。だが、おそらく勝ちあぐねてダートでお茶を濁すであろう。
●ティンギー(牝 栗東・松永幹夫 父サウスヴィグラス、母グリーンサンライズ)
母は未勝利馬。近親にナリタキングオーなど。短距離砂の鬼である父とサッカーボーイ牝馬との配合はアンバランスだが、適性距離を長めにシフトさせそう。ローカルダート1700にて逃げ残りそうなニオイがプンプン。勝ち上がることが出来れば息長く走れるだろう。
●ハイアットリーフ(牝 美浦・鹿戸雄一 父スタチューオブリバティ、母ドルフィンスルー)
父はLemon Drop Kidの半弟でG3勝ち馬。母は中央で1勝を挙げ近親にタイキシャトルがいる。種牡馬としてスベり気味な父を持つだけに強気にはなれない。ダートの1200~1700の条件戦が主戦場になりそうだが、突然芝に出走してヒョイっと穴を開ける可能性も忘れないでおきたい。
●リトルリスキー(牝 栗東・大久保龍志 父Authorized、母L'Affaire Monique)
父はMontjeuの代表産駒で英ダービー馬。本馬は初年度産駒となる。母は欧州で4戦1勝で、名繁殖牝馬ホワイトウォーターアフェアの全妹である。良血だが、Montjeu産駒の牝馬、というかサドラー系の牝馬は牡馬と比べて日本では格段に走っていないというのが気がかり。牝馬だけに中途半端に軽そうで芝中距離向きか。あまり過度な期待は…。
なんJ(2chの「なんでも実況ジュピター」という掲示板)の固定ハンドルです。ライター志望の社会人。「金満」の流れを組む血統予想が持ちネタです。東北出身なので岩手競馬にちょっとだけ肩...
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