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新馬戦はクイックで決める

  • 2008年08月15日(金) 19時05分
アグネスクイック(アグネスワールド×メローフルーツ) 牡・河野

 一つ上の全兄シャドウデイルを、昨年POGで指名した丹下です。お兄ちゃんは、結局すずらん賞2着が最高の成績。芝・ダート兼備のスプリンターで、POG的にはもう一つくらい勝ってほしかったかなとも思いましたが、弟も札幌の本馬場で、長め6Fから80.2-63.9-36.1-11.6秒を馬なり。ダートでも終い重点ながら、68.8-38.9-11.9秒を馬なり(ダートで11秒台はなかなか出せないよ)。兄同様、稽古は走りますね。

 問題は、オツム(笑)。どこかトボけたところのある血統ですが、使い出しに1200mではなく1500mを選んできたのは、融通性と多少でも素直さを見込んでのこととみた。

 直前の本馬場調教だけというのが、少しモノ足りないが、35.2-11.8秒という加速感がいいオーシャンロード。乗り込み量豊富なババロアが当面の敵。

8月16日(土) 札幌4R 芝1500m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★★


ストロングガルーダ(ダンスインザダーク×フェニックスバード) 牡・久保田

 持ち込み馬の母は、中央で4戦して2着1回。その後、園田・姫路に転戦して2戦2勝。血統・戦績面においては、まだ未知数な面があるが(早めに繁殖に上げた)、8月6日の美浦坂路で、50.0-36.2-11.8秒を強めでマーク。一度も一杯に追っていないのが少し気になるとはいえ、丁寧な仕上げがウリの久保田サン。変に気難しさを出さなければ、新馬突破の調教レベルにあると思う。

 不気味なのはトレジャーバトル(Dr Fong×ヴィクトリークライ)。“青本”の追分F取材のときにも名前をピックアップしたが(読み直してね)、母の兄弟につい数年前の香港ヴァーズを勝ったVallee Enchantee(ヴァレーアンシャンテ)。戸田厩舎は調教が地味ゆえ、常にマークは薄いが、同厩舎にしては水準以上の時計をマーク。なんか匂うな(笑)。

 以下、調教タイムだけにこだわるならスガノオーバーカム。仕上がりのいいマイネサブリナあたりが上位争い。

8月16日(土) 新潟5R 芝1400m
【実戦度】★★★ 【将来性】★★★


ダノンヒデキ(ダンスインザダーク×ハリウッドレビュー) 牡・加藤征

 カッカした母系に、腰も甘めのダンス産駒。この時期によく使えるなと、最初は半信半疑だったが、7月30日には、函館2歳Sの覇者フィフスペトルと併せ馬。一週前は、遅れはしたものの、これまた同レース5着のバイラオーラと併せ馬。すでに勝ち名乗りを受けた1勝クラスと質の高い調教を消化してきたし、エンジンのかかりが遅い中距離型だけに、多少の攻め馬のモタつきには目を瞑ってもいいと思うよ。

 というか、ザッとメンバーを見渡しても、ヒデキ以上に調教が目立つ郷ひろみのように派手な馬(?)もあまり見当たらないしね。

8月17日(日) 札幌4R 芝1800m
【実戦度】★★★ 【将来性】★★★


メジロルマン(メジロマックイーン×メジロタイム) 牡・菊川

 7月30日に南Wで65.9-37.7-12.5秒(4分どころ一杯)。直前の13日は、ほぼ息ができたのだろう。終いの感触を確かめるように、67.9-37.2-12.4秒(3分どころ馬なり)。追い切り時計の数字そのものも優秀だが、他馬より負荷の高い3〜4分どころを回って、ラスト1Fを12秒前半でまとめているところに注目。主戦の柴田善も、一週前の追い切りに跨り、乗り味やクセを確認済み。

 ただ、ここには強敵が4〜5頭揃っている。南W・64.5-37.4-12.6秒(2分どころ一杯)をマークしたゴールドスパークル。ポリトラックを上がり11.8秒でしなやかに駆けるブレイクナイン。そして、2週に渡って、6Fからビシビシ入ったスペースシャトル(おじさん、こういう調教好きかも)。ちょっと攻め馬にバラつきはあるが、スターノーブルマンの一発にも警戒。

8月17日(日) 新潟6R 芝1800m
【実戦度】★★★ 【将来性】★★★★


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