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種牡馬ディープインパクトの素晴らしさ?

  • 2011年05月25日(水) 01時46分
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前回のコラムで重賞を多く勝てる種牡馬の条件は、
?勝率の高さ
?重賞出走率の高さ
この2つである事が分かった。

早速、ディープインパクトがどの程度この条件に当てはまるか調べてみた。
以下は、オークス週までのディープインパクト初年度世代と、同世代における種牡馬ランクトップテンの?、?を表にしたものである。

種牡馬名/ 勝率/ 重賞出走率
ディープインパクト/ 17.0%/ 13.9%
アグネスタキオン /13.7%/ 6.2%
キングカメハメハ /12.9%/ 6.4%
ステイゴールド /8.4%/ 6.7%
サクラバクシンオー /11.3%/ 4.2%
フジキセキ /11.1%/ 7.1%
マンハッタンカフェ /13.6%/ 4.5%
ハーツクライ /12.1%/ 8.5%
ネオユニヴァース /8.4%/ 4.5%
ジャングルポケット /6.7%/ 3.7%

見ての通り、?、?ともぶっちぎりのトップである。特に素晴らしいのが『重賞出走率』。13.9%と言うと、サンデーサイレンスとほぼ同レベルの数字だ。

もちろん、生涯通算のサンデーサイレンスの重賞出走率とは簡単に比較できない。しかし、例えばアグネスタキオンは、生涯通算の重賞出走率と今期のオークスまでの重賞出走率は全く同じ6.2%。重賞出走率は、必ずしも時の経過によって下がるわけではないのだ。(ただし、初年度産駒は積極的に重賞へ出走してくる傾向があるので、今後は下がってくる可能性の方が高い事は追記しておく。)

また、ディープインパクトの勝率も非常に優秀だ。
参考として、サンデーサイレンスのラスト5世代について、エプソムカップ週までの世代勝率を取ると平均で17%。あと3週で1%程度勝率が下がるとしても、サンデーサイレンスと遜色無い数字を現時点で叩き出している。

さて、ここで最初の命題に戻ろう。
ディープインパクトは重賞を勝てない種牡馬なのか?

現時点での数字を見る限り、その可能性は限りなく低いと言わざるを得ない。

それどころか、生涯重賞勝利数と相関性の高い2つの指標、?勝率の高さ&?重賞出走率でサンデーサイレンスとほぼ同等の数値を出している事を考えると、生涯産駒数次第ではサンデーサイレンスの記録すら射程圏に入るかもしれない。

間違い無く『失敗』では無い。『成功』でも控えめ過ぎる。
これだけの勝率、重賞出走率は、偶然で出るレベルを遥かに超越している。
『大成功』。おそらくディープインパクトは、日本の歴史に残る大種牡馬になるだろう。

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