アッと言う間に夏競馬が閉幕(札幌競馬はもうひと開催残っていますが)。今週からは秋競馬が始まります。ジャパンカップダートが12月第1週に移ったおかげで、11月中旬以降は7週連続のGI開催! ノンビリ構えていると、すぐに有馬記念がスタートしちゃいますよ。
まさに“光陰矢のごとし”。月日の経つのは早いものです。夏競馬が終わって秋競馬が始まるこの頃は、私にとって、この言葉を痛感させられる時期の一つ。福島、新潟と続く毎週末の出張は、始まるときには「先は長いぞ!」と覚悟するんですが、お盆を過ぎたあたりからは「もう終わっちゃうの?」という感じになります。
私が“光陰〜”を痛感するのは、このほか、歌会始のニュースを見たとき、プロ野球中継で使用する資料を作り始めるとき、日本ダービーが終わったとき、高校野球の予選から甲子園の全国大会、さらに都市対抗野球までの真夏の野球シーズンが終了したとき、9月11日(2001年9月11日にニューヨークにいたもので)、誕生日(10月21日)、酉の市のポスターを見たとき、年賀状を買うとき、有馬記念のゲートが開く直前、などなど。先週は夏競馬だけでなく、真夏の野球シーズンも終了、さらに9月11日も重なってしまいました。ひょっとしたら、1年のうちで最も“光陰〜”を痛感させられちゃう時期だったかもしれません。
ところで、“光陰〜”のことわざには、「だから時間を大切にして物事に取り組みなさい」という意味が込められているそうです。なのでこれは、“少年易老学難成(少年老いやすく学成りがたし)”と同じ意味のことわざ、とされています。“少年〜”には“一寸光陰不可軽(一寸の光陰、軽んずべからず)”という続きがありますから、確かにその通りですね。
で、何が言いたいかというと、私みたいに事あるごとに“光陰〜”なんて感慨に浸っているだけじゃダメ、ってこと。競馬の世界も、馬券を当てるための“学成りがたし”です。時間を無駄にせず集中して勝ち馬を検討しないと、これから始まる秋のGIシーズンも、ハズレっぱなしですぐに終わっちゃうでしょう。気を引き締めて頑張らないといけません。
でも、競馬の場合は、ビギナーズラックとか語呂合わせとか、適当な思いつきでも馬券が当たっちゃうことがありますよね。つまり、“予想易外券難当、一寸時運不可軽(予想はハズレやすく馬券は当てがたし、とは言うものの、一寸の時の運、軽んずべからず)”としたほうがいいんじゃないですか?
まず今週、秋の中山開幕を飾る京成杯オータムハンデは、リザーブカードで“時運”を呼び込もうと思っています。今年の秋こそ、“的中券山のごとし”になりますように(つねにそう願いながら、もう何年経っちゃったでしょう? やっぱり“光陰矢のごとし”ですね!)。では、また来週!
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