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中山の芝は差し馬が狙い目

  • 2008年10月02日(木) 16時00分
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 双馬の方式は、近走のローテーション(出走距離)データから馬券的期待値の高い馬を探す理論です。双馬の方式には、【馬場のクセ】という考えがあります。【馬場のクセ】というのは、近走のローテーションが同じ馬や似た馬が、連続して好走する馬場状態のことを言います。

 例えば、先週の阪神のダートでは【短縮馬に有利】という馬場のクセが出ていました。先週の阪神ダートでは【同距離馬と延長馬(※1)】の単勝回収率は43%、複勝回収率63%と悪かったのに対し、【短縮馬(※2)】の単勝回収率は262%、複勝回収率は120%と優秀な成績でした。

 私自身も、阪神ダートに出ていた【馬場のクセ】を利用し、土曜6レースでは短縮馬の7番人気2着テイエムヨカドーを本命にして3連複1万7800円を、日曜12レースでは短縮馬の9番人気1着ドキャーレを本命にして馬連2万3180円を的中しました。特に日曜日の阪神12レースは、4頭しか出ていない短縮馬のワンツー決着で馬連が万馬券となりました。【馬場のクセ】を意識し、近走が同じようなローテの馬を狙うことで効率的に万馬券を的中できるので是非お試しください。

先週の的中馬券
先週の的中馬券

 先週の阪神ダートで好走した短縮馬は以下になります。

土曜阪神6R(ダ1200m)
 テイエムヨカドー 7番人気2着

土曜阪神10R(ダ1400m)
 メイショウシャフト 10番人気3着

日曜阪神7R(ダ1400m)
 ケルビック 14番人気1着

日曜阪神11R(ダ1400m)
 シルクアルボーレ 8番人気3着

日曜阪神12R(ダ1200m)
 ドキャーレ 9番人気1着
 クレアシオン 10番人気2着

 今週末にはスプリンターズSがあるので、先週行われた中山芝1200mのレースを振り返って今の中山の馬場を分析していきます。

 先週、中山芝1200mでは3レースが行われ、うち2レースが新馬、未勝利戦で上級条件で行われたレースは日曜9レースの勝浦特別のみでした。先週の当コラムでも書いたように、先々週までの中山の芝は【同距離馬・延長馬に有利な馬場】で、短縮馬には不利な馬場でした。

 しかし、先週の勝浦特別を勝ったのは、前走に芝1400mを使っていた短縮馬のハッピービーチでした。短縮馬のハッピービーチが勝ったということは、先々週に雨の中で競馬をした影響で馬場の内側が荒れ始め、先行馬に不利になり、徐々に差し馬有利な馬場に変わってきたことを意味します。

 おそらく、スプリンターズSが行われる日曜11レースの頃には、さらに差し馬有利の傾向は強まっているのではないかと考えます。

 スプリンターズSは、カルストンライトオやアストンマーチャンが勝っているため、先行馬に有利なレースと思われがちですが、その2頭が勝ったレースはともに不良馬場で行われた年で、良馬場で行われた年では毎年のように追い込み馬が好走しています。今年は先行や好位で競馬をする馬が人気ですが、追い込み馬から馬券を買ってみようと考えています。

近5年のスプリンターズSの追い込み馬の成績
 23頭中6頭が3着以内に好走
 勝率4.3% 連対率13.0% 複勝率26.1% 複勝回収率 200%

近5年のスプリンターズSで好走した主な追い込み馬
 2004年 デュランダル 5番人気1着
 2005年 アドマイヤマックス 3番人気3着
 2006年 タガノバスティーユ 16番人気3着

※1
【同距離馬】…前走と今回走る距離が同じ馬
(例:前走芝1600mで今回も芝1600mを走る馬)

【延長馬】…前走より今回走る距離が長くなる馬
(例:前走芝1400mで今回は芝1600mを走る馬)


競馬総合チャンネルでは、毎週土曜20時に双馬毅が週末の重賞レースを予想するコラム「双馬の方式」を連載!

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