双馬の方式は、近走のローテーション(出走距離)データから馬券的期待値の高い馬を探す理論です。

　先週土曜日に行われた中山11レースの内房ステークスで、以前当コラムで紹介した【良馬場の中山ダート1200mは短縮馬に有利】というコースのクセを利用し、11番人気で1着に好走した【短縮馬】チョウカイロイヤルを本命、4番人気で3着だった【短縮馬】を対抗にし、馬連1万410円、3連複2万2320円、3連単18万6430円を的中しました。


　中山ダート1200mで良馬場の場合は【短縮馬】を、やや重〜不良馬場の場合は【外枠の同距離馬・延長馬】を狙うという方法は今後も使えるので、年末の中山開催などで是非使ってみてください。

　今週からいよいよ東京開催が始まります。そこで近3年の同開催、開幕週のレースを分析し、東京芝1800m以上の開幕週で狙えるローテーションを紹介します。

　東京芝1800m以上の開幕週では、前走に今回走る距離より短い距離を使っていた【延長馬】の成績が連対率13.9％、複勝率23.6％、単勝回収率113％、複勝回収率94％と優秀です。

　その他では、前走3コーナー7番手以内と先行〜好位で競馬をしていた【短縮馬】の成績が、連対率28.6％、複勝率33.3％、複勝回収率148％と良い成績です。

　しかし、同じ【短縮馬】でも前走3コーナー8番手以下と差す競馬をしていた【短縮馬】は複勝率8.7％、複勝回収率17％と最悪の成績なので注意が必要です。

　まとめますと、開幕週の東京芝1800m以上のレースでは、【延長馬】と【前走3コーナー7番手以内の短縮馬】が狙い目になります。


◆去年同開催の東京芝開幕週で好走した【延長馬】と【前走3コーナー7番手以内の短縮馬】

07.10.6　東京8R(芝1800m)
　ウェンブリー　11番人気1着　【前走3コーナー7番手以内の短縮馬】

07.10.6　オクトーバーS(東京芝2400m)
　リキアイサイレンス　7番人気1着　【延長馬】
　ガッテンワン　5番人気2着　【延長馬】

07.10.7　毎日王冠(芝1800m)
　チョウサン　8番人気1着　【前走3コーナー7番手以内の短縮馬】
　アグネスアーク　5番人気2着　【前走3コーナー7番手以内の短縮馬】

【同距離馬】…前走と今回走る距離が同じ馬
(例：前走芝1600mで今回も芝1600mを走る馬)

【延長馬】…前走より今回走る距離が長くなる馬
(例：前走芝1400mで今回は芝1600mを走る馬)

【短縮馬】…前走より今回走る距離が短くなる馬
(例：前走芝1400mで今回は芝1200mを走る馬)


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