双馬の方式は、近走のローテーション(出走距離)データから馬券的期待値の高い馬を探す理論です。
先週の京都芝1200mは、当コラムで何度か紹介しているような【内枠の短縮馬に有利】という馬場のクセが出ていました。
その馬場のクセを利用して、
日曜京都12Rの芝1200m戦で、8番人気1着のウインイージスを本命、9番人気2着のボストンオーを対抗にして、馬連2万5760円、馬単5万9450円、3連複2万6380円、3連単31万1790円を本線で的中しました。
このレースに出走していた【内枠の短縮馬】は、ウインイージス、ボストンオー、ランチボックス、アースコマンダーの4頭しかいなかったので、双馬の方式を知っていれば誰でも簡単に的中できたレースでした。
しかしながら、このレースの3着が10番人気のランチボックス(3着とタイム差なしの5着)になっていたら、700万円オーバーの払い戻しが期待できただけに悔しい思いも残ったレースでした。
※3連単121万5290円の馬券を500円持っていましたが、惜しくもハズレ
今週の京都芝1200mでも【短縮馬】の好走が期待できると思うので是非狙ってみてください(内枠、外枠どちらが有利なのかは、当日の馬場を見て判断したり、私のブログの馬場のクセ情報を見て参考にしてください)。
今週末はGIのエリザベス女王杯がありますが、馬券的妙味の薄そうなレースなので、より馬券的に面白みのある京王杯2歳ステークスを分析していきます。
京王杯2歳ステークスは【短縮馬】の成績が圧倒的に良いレースです。近5年の出走馬の中で、前走で1400m以下のレースを使っていた【延長馬】【同距離馬】の成績は、勝率5.1%、連対率7.7%、複勝率17.9%、単勝回収率95%、複勝回収率48%と良くありません。
それとは対照的に、前走で1500m以上のレースを使っていた【短縮馬】の成績は、勝率12.5%、連対率29.2%、複勝率33.3%、単勝回収率62%、複勝回収率145%と、かなり優秀です。
今年の京王杯2歳ステークスは、フィフスペトルやアイアンデュークなどの【延長馬】や【同距離馬】に人気が集まりそうですが、人気薄の【短縮馬】が好走するのではないかと楽しみにしています。

近5年の京王杯2歳Sで好走した主な短縮馬
・2007年 ドリームシグナル(12番人気2着)
レース結果・2006年 マイネルレーニア(3番人気1着)、マイネルフォーグ(6番人気2着)、アロマンシェス(11番人気3着)
レース結果・2005年 デンシャミチ(4番人気1着)
レース結果
今年の京王杯2歳Sに出走を予定している短縮馬
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エイブルインレース:前走・盛岡芝1600m
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スパラート:前走・中山芝1600m
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ダブルレインボー:前走・東京芝1600m
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トップオブピーコイ:前走・京都芝1600m
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トップカミング:前走・京都芝1600m
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ナンヨーアイドル:前走・札幌芝1500m
【同距離馬】…前走と今回走る距離が同じ馬
(例:前走芝1600mで今回も芝1600mを走る馬)
【延長馬】…前走より今回走る距離が長くなる馬
(例:前走芝1400mで今回は芝1600mを走る馬)
【短縮馬】…前走より今回走る距離が短くなる馬
(例:前走芝1400mで今回は芝1200mを走る馬)
【馬場のクセ】…似たローテの馬が連続して好走する馬場状態のこと
(例:短縮馬ばかり好走する馬場のクセ)
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