「一口馬主は負けるのが当然です」
「一口馬主で儲けようと考えないでください」
それが一口馬主業界の常識らしい。
私はその考え方が嫌いだ。
「負ける凡人」のクレームを処理するために生み出された業界の「保険」に過ぎない。
そんなに勝てないなら、株や女、大切な家族にお金を使って欲しい。
それと毎年、10頭、20頭、100頭と出資し、事あるごとにブログやSNSにコメントしている連中よ。
お前達のやっていることは、飼い猫が繁殖しすぎてネコハウスとなり、悪臭と生活音で近所迷惑する奴らと一緒だ。
お前達は自分が出資した駄馬が処分され、他の動植物の糧となる姿を想像しているか?
命に出資している「責任」を全うしているか?
どうだ?
一口馬主を指南するコラムなのに、一口馬主ヲタを否定する…
それが私のコラムであり、この考え方の違いが、
一口馬主 勝てる天才、負ける凡人
の境界線となる。
このコラムに気分を害した人も大勢いよう。
だがしかし!
私だって最初は「負ける凡人」だった。
毎年のように複数頭出資…
未勝利馬の量産…
これでは駄目だと気づいた時には、多額の借金を抱えていた…
私は一念発起し、膨大なデータと向かい合い、休日には国会図書館にも足を運び、分厚い馬の医学書にも目を通した。
そして「走る馬」の法則を見つけることができたのだ。
「走る馬」を厳選し「走らない馬」にお金を落とさない。
一口馬主である我々は未勝利馬や条件馬の育成に金をかける義務などない。
一番楽しく、利益も運んでくれるG1馬に注力すればよい。
黒字部門を強化し、赤字やコストを徹底的に削減する。
この努力と勉強は毎年のようにアップデートし、進化し続けている。
おかげで今では出資は2年に1頭、
ダービーを勝ち、海外G1を勝ち、一口馬主の黒字化に成功。
「勝てる天才」になったのだ。
だから皆さんも諦めないでほしい。
未勝利馬や走らない高額馬を平気な顔して売りつける、牧場や運営の「いいお客さん」になってはならない。
このコラムに気づいてくれた、多くの一口馬主が、
「負ける凡人」から「勝てる天才」に進化することを、私は願っている。
なお、タイトル「一口馬主 勝てる天才、負ける凡人」は、里中李生氏の著書をリスペクトしている。
商用目的ではないので無断借用をお許しください。
JRA騎手番付、種牡馬番付の主要コンテンツを発表。不定期コラム「一口馬主勝てる天才、負ける凡人」第84代ダービー馬レイデオロ出資。
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