長期休養明けをひと叩きした5歳カネツフルーヴから入る。ここまでダートは8戦して[3.3.1.1]。すでにこの1600万条件は昨年の春、小倉ダート1700mを1分45秒0のレコードで圧勝している。そのあとオープンでは一度壁に当たったが、再び順調に使えるようになればたちまち重賞路線に顔を出すようになって不思議ない。
1800mぐらいがベストの平均ペース型のようなイメージがあるが、最大の良さはスピード能力。流れの速くなる1600mでは差す形もとれる。3歳春に一度だけ東京ダート1600mに出走したことがあるが、まだ本格化前だったその当時でさえ出遅れながら外から追い込み、1分36秒2を記録している。
当時よりパワーアップは明らか。いまなら楽に1分35秒台で乗り切ることが可能だろう。
上のイブキガバメント、さらにはロジータ一族の出世頭レギュラーメンバーが示すように、このファミリーは成長力十分。ダートのトップクラスに成長してほしいものだ。
格上がりでも、この東京ダート1600mに[4.1.2.0]の良績をもつタマモアピールと同じくこの距離ベストのバクシンヒーローが本線。タケデンジュリアスも1600mの速い流れを追走する形の方がいい。