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過去10年のトップニュースを振り返ると…

  • 2008年12月20日(土) 11時20分
 12月も残すところあとわずか。いよいよ押し詰まってきました。今年もいろいろありましたね。みなさんはどんなことがいちばん印象に残っていますか?

 98年9月から『東京スポーツ』に予想コラムを連載させてもらっていた私。毎年暮れになると、「私の競馬10大ニュース」というテーマで原稿を書いてきました。そこで今回は、この場をお借りして、過去10年の私のトップニュースはどういうものだったか、あらためて振り返ってみたいと思います。みなさんにとっては“どうでもいいこと”かもしれませんが、どうかお付き合い下さい。

 まず98年。この年はやはり「東スポ予想コラム連載開始」がトップでした。この手の連載執筆は初めてのことでしたからね。これをトップとした後に、「来年のトップ(ニュース)が『成績不振で連載終了』になりませんように」とも書いています。予想が当たらないことを予想していたわけですが、その“予想”は的中しました。

 99年は「JRAの場内映像で凱旋門賞を実況」。エルコンドルパサーがモンジューの2着に健闘したあのレースです。いやぁ、今考えても、実に惜しいレースでした。

 00年は不明。当時の新聞と原稿を記録したフロッピーディスクがともに見当たらず、確認できませんでした。残念。

 01年は「アメリカ同時多発テロに(ニューヨークで)遭遇。帰国が遅れ、(90年に『土曜競馬中継』に出演を始めて以来)12年目で初の『ウイニング競馬』欠勤!」。もうあれから7年経っちゃったんですね。でも、番組を欠勤したのはこの1回だけ。我ながらよく頑張っています。

 02年は「当コラムのオークス予想でクラシック初の万馬券的中!」。1着スマイルトゥモロー、2着チャペルコンサートで1万3590円の馬連が的中。まだ3連複、3連単がない時代ですから、自分で自分をほめてあげたい快挙でした。

 03年は「『矢野吉彦の世界競馬案内』上梓。こん身の1冊、ついに刊行!」。その本の中には、踏破済みの競馬場の数は120数か所と書いてあります。あれから5年。200か所踏破まであと2か所になりました。

 04年は“10大ニュース”をネタにした形跡がありません。なぜでしょう? 自分でも不思議です。

 05年は「ディープインパクトの3冠レース実況」。「どのレースも見事なドラマ。ドキドキしながら喋らせてもらいました。この仕事、やっててよかった!」とあります。次はいつ、そういう気持ちを味わえるんでしょうか?

 06年は「ばんえい競馬存続運動展開→存続決定」。世界で唯一の競馬が廃止寸前のところまで追い込まれたんですが、一転して存続となったのは、今にして思えば奇跡と言えるかもしれません。この年は、「今回の有馬記念で『ディープインパクトのGI全レース実況』というストーリーが完結することになる。同馬が勝てば、第1位に並べてもいいかな」とも書いていました。そう、実は私、ディープインパクトが出走したすべてのGIレース(凱旋門賞も)を現場で実況したんです。そういうことができたのは、たぶん私だけだと思うんですけど。

 そして07年は、「11月に行ったマレーシア・ペナン競馬、6頭立てのレースで4頭ボックスの馬単馬券を買ったら、買わなかった2頭で決着!」。長く競馬をやっていますが、ホントにショッキングな出来事でした。「こんなヤツに予想コラムを書かせておくわけにはいかない」ってことになっちゃったんでしょうか? 東スポの予想コラムは今年4月で終了となった次第です(地方競馬の応援コラムは連載中!)。

 ウーン、自慢話が多いようですが、「私の10大ニュース」のトップなんだから仕方ないでしょう。それにしても、いろいろありました。懐かしいやら恥ずかしいやら。

 さて今年、09年の「私の競馬10大ニュース」は? それは来週、東スポに代わって当コラムでご披露させていただきます! 「おいおい、来週もか?」なんて言わずに、次回もどうかアクセスしてください!

 おかげさまで阪神JFはようやく的中、“連敗”を脱出しました。朝日杯FSで連勝を狙います。予想はいつものように「矢野吉彦の競馬日記」をご覧下さい。ではまた来週!

地方、ばんえい、さらには海外にも精通する矢野吉彦のJRA・GI予想は「矢野吉彦の競馬日記」へ

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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