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競馬総合チャンネルの土曜日の予想「丹下の見解」でも、「マイナス体重と腰の甘さだけが気掛かり。もしかしたら、
ロジユニヴァースの逆転もあるかもしれない」と記した、ラジオNIKKEI杯2歳S。
リーチザクラウンのマイナス4kgという体重発表を見て、何だか嫌な予感が頭をよぎったが、1000m通過は59.9秒。今の馬場を考えればHペース、しかも当面のライバルであるロジユニヴァースが、敵はリーチ1頭とばかりに、2番手で前だけを見据える。
ステイヤーズSのエアジパングといい、なんだかマーク屋というか。ヒットマンが板についてきた感じの横山典クンですが、狙いをつけられたのは両方ともに臼田オーナーの馬。災難でしたね(笑)。
なんて、まんまと作戦が功を奏したとはいえ、パワフルな走りでリーチ以下に4馬身。直線入り口あたりで、ハイヨーハイヨーと手綱が動く馬ですが、20年近く前の、昔風の泥臭い感じがするところも、面白い馬ですね。
優に1秒以上はあるだろうこの馬場で、走破タイムは2分01秒7。いつもの年なら楽に2分0秒台が出ていただろうが、レベルで言うなら、アグネスタキオンやジャングルポケットたちが凌ぎを削った、あの世代レベルに相当。トモに丸々とした肉がつけば、リーチザクラウンは、もっともっと踏ん張れるだろうし、まずはロジユニヴァースを柱に、ダービーそして来年の有馬記念と、両者の戦いは続く。ラジオNIKKEI杯は始まりの1ぺージにすぎない。
なんて、タキオンにジャンポケとくれば、“三強”がテーマ。当然クロフネ的な役割を果たす馬がいないといけない。
ラジオNIKKEI杯3着のトゥリオンファーレにもその資格はあるものの、
トーセンジョーダンが再度、ホープフルSで2分00秒4をマーク。2戦連続して、2分0秒台の走破タイムをマークしたことだし、前走の葉牡丹賞も今回のホープフルも、のんべんだらりんとしたペースではない。
阪神の馬場をこなせるかどうかが微妙とはいえ(道悪が下手そう)、もしラジオNIKKEI杯に出ていたら、ロジとリーチの真ん中を走っていた可能性もある。
ま、なんか芝に対して神経質みたいな原稿を書いていますが、今週は乾燥注意報も出て、先週と一転して芝の根っ子の部分から乾いてきた。芝は水準レベル近くの時計に戻り、ダートは逆に1秒近く遅くなったが、この芝の時計のアレコレは、単に天気や湿度の関係。芝が傷んだとか、そういうことではない。今週の馬場はどうかなと予測するときは、週中から降雨量と乾燥注意報(湿度)を眺めていれば、それで済むというもんです。年末年始は、箱根駅伝だけではなく、たまに天気予報も見よう(笑)。
有馬記念は、パドックでひと目見て、ダイワスカーレットの状態の良さを確信。本命のマツリダゴッホは、十分戦えるデキとはいえ、昨年の有馬と比べると、調教でも馬をイジめなかったというか。ひと絞りが足りず、元気すぎて、ふと折り合いが気になったが、発馬で他馬と接触して、頭に血がのぼる。スタンド前に出てくるまでに、早くも頭をブンブン振って、その時点でこりゃダメだ(笑)。
タテ目のスクリーンヒーローに期待をかけたのだが、こちらは「中山の急坂に弱点があるかも」という、自分の推測が不幸にも当たってしまい(Oh、No)、坂で一杯。
アドマイヤモナーク?そんな人知らない(笑)。ま、誰もダイワスカーレットの脚力についていけず、負かしに行った馬は全員沈没。とにもかくにも、ダイワスカーレットの強さを称える有馬記念だった。
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