月曜日発表のスポーツ紙の、土・日24レースの的中数を見ると、すべての新聞が一桁台。難しい競馬だった。
雨や雪が降る重い馬場の日は、控え目に競馬を打とうと書いたら、JRAサンに叱られるかもしれないが(笑)、昔と違って、重馬場という場数を踏んだ馬というのが、なんだか少ない。
サンプル数が少なければ、それだけ荒れる要素も深まってくるのだろうが、土曜日の東京新聞杯は、「GIII初挑戦でどれだけの結果が出せるか」と、一走静観が妥当だろうと思った
アブソリュートに豪快に外差しを決められ、更に1馬身差の2着と迫ったキャプテンベガに、二度驚かされた。
知っての通り、マイル路線は、マイルCSを制したブルーメンブラットが早々に引退を発表。ダイワスカーレットやウオッカがマイルを使えば話は別だが、今のところ軸となる馬は、スーパーホーネットくらいしか見当たらない。
馬場適性云々もあるのだろうが、ローレルゲレイロやサイレントプライドといった、既成勢力の沈没を思うと、このアブソリュートの台頭は、大事にしなくてはいけないのかもしれないなぁ。
なんて、フェブラリーSは、ビクトリーテツニーかヒシカツリーダーか。上がり馬両頭のどちらかを軸にすれば、根岸Sは、
フェラーリピサがアタマに乗っかったとしても、予想としては、たぶん正解。両者の明暗は、インで行き場をなくしたビクトリーテツニーと、スンナリ外に持ち出せたヒシカツリーダーとの、枠順の差だろう。
ま、フェラーリピサに関しては、顔面神経痛云々に、少し慎重にならざるを得なかったが、前走の
エルムS・1分42秒9は、夏の北海道シリーズの1700mダートの時計としては、例年と比べても上位の部類。
1200m通過が1分09秒9というHラップを、多少ムキになりながらでも押し切ってしまうあたり、この根岸S組では役者が一枚上ということなんだろう。
ただ、本番のフェブラリーSは、ダイワスカーレットやカネヒキリ、そしてヴァーミリアンが参戦。ビッグネーム相手に、さてどう戦う?
おっと、京都の新馬では、
モルガナイトが実にセンス溢れる内容で新馬勝ち。タクティクス君は、レースのほとんどを引っ掛かったまま。それで5着するのだから、かなりの能力を秘めているように思うが、うーん。兄のリンカーン似と思っていたのに、ヴィクトリー似だったのか(笑)。
なんて、東京の500万下・2400m戦では、
ハシッテホシーノが完勝。牝馬はブエナビスタを除くと、層が薄い云々を記してきたが、前記モルガナイトといい、中長距離ベースのラインナップが、徐々に充実してきた。今年の牝馬クラシックは、桜花賞路線とオークス組の線引きが必要になるのかもしれない。
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