東西でほとんど似たようなマイル重賞が組まれているが、人気の集中とは別に、難しいのは東京新聞杯。行く馬がいない。人気は差し馬。荒れそうな気がする。もちろん手を出すが、主力は京都の方だろう。
古馬牝馬とあって、流れが速くならないのが例年のパターン。ここ2年連続して逃げ、今年も行くはずのエイシンルーデンスの作ったペースは、00年が1000m通過60秒5、昨01年が59秒9のスローだった。
これに人気の武豊=エアトゥーレ、ファロン騎手=ダイヤモンドビコーがスッーと先行するのだから、ペースは上がりようもない。今年もスローの先行残りだ。
軸をその2組のどちらにするかだが、今度は4歳ダイヤモンドビコーの方に分がある気がする。もともと休み明けは走らず、今回のように叩き2戦目は1、1着。ファロン騎手も2度目の騎乗になる。
こういう牝馬同士の組み合わせならばまず崩れないサンデー産駒であるのに加え、この馬は母も、祖母も重賞勝ち馬という名牝系。
ここまではムリをせず(ローズSを勝ちながら秋華賞を見送ったほど)、成長をうながしてきたが、いよいよ4歳春、安田記念に向けて、スティンガーの後継馬としてスパートする時がきた。今度は先行してバテない。
エアトゥーレが強敵だが、切れるジェミードレス、タイキポーラ、フサイチユーキャンあたりは確実に突っ込んでくる。大穴ならフューチャーサンデー。今回は立ち直っている。