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京都牝馬S

  • 2002年01月25日(金) 12時03分
 東西でほとんど似たようなマイル重賞が組まれているが、人気の集中とは別に、難しいのは東京新聞杯。行く馬がいない。人気は差し馬。荒れそうな気がする。もちろん手を出すが、主力は京都の方だろう。
 古馬牝馬とあって、流れが速くならないのが例年のパターン。ここ2年連続して逃げ、今年も行くはずのエイシンルーデンスの作ったペースは、00年が1000m通過60秒5、昨01年が59秒9のスローだった。
 これに人気の武豊=エアトゥーレ、ファロン騎手=ダイヤモンドビコーがスッーと先行するのだから、ペースは上がりようもない。今年もスローの先行残りだ。
 軸をその2組のどちらにするかだが、今度は4歳ダイヤモンドビコーの方に分がある気がする。もともと休み明けは走らず、今回のように叩き2戦目は1、1着。ファロン騎手も2度目の騎乗になる。
 こういう牝馬同士の組み合わせならばまず崩れないサンデー産駒であるのに加え、この馬は母も、祖母も重賞勝ち馬という名牝系。
 ここまではムリをせず(ローズSを勝ちながら秋華賞を見送ったほど)、成長をうながしてきたが、いよいよ4歳春、安田記念に向けて、スティンガーの後継馬としてスパートする時がきた。今度は先行してバテない。
 エアトゥーレが強敵だが、切れるジェミードレス、タイキポーラ、フサイチユーキャンあたりは確実に突っ込んでくる。大穴ならフューチャーサンデー。今回は立ち直っている。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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