スマートフォン版へ

国内・海外200競馬場踏破達成

  • 2009年02月21日(土) 00時01分
 やりました! ついに、国内・海外200競馬場踏破達成です!

 以前にも書いたとおり、“大目標”まであと2か所に迫っていましたが、15日からイギリスに渡り、16日にウォルバーハンプトン、18日にドンカスターでレースを観戦。めでたく200か所踏破を果たすことができました。

 ドンカスター競馬場を200か所目に決めた理由。それは、セントレジャーの開催地で競馬を見ておかなければ、と思ったからです。セントレジャーとは、1776年に創設された世界最古のクラシック競走。その後に、オークス(1779年)、ダービー(1780年)、2000ギニー(1809年)、1000ギニー(1814年)が相次いで創設され、いわゆる“3冠競走”とか“クラシック競走”と呼ばれるレース体系が整いました。つまり、すべてはセントレジャーから始まったわけです。

 ダービー、オークスの舞台となるエプソム競馬場と、2000ギニー、1000ギニーが行われるニューマーケット競馬場はすでに踏破済み。

 さらに、フランスのダービー(ジョッキークリュブ賞)、オークス(ディアヌ賞)の開催地・シャンティと、2000ギニー(プール・デッセ・デ・プーラン)、1000ギニー(プール・デッセ・デ・プーリッシュ)が行われるロンシャン、アイルランドダービー、オークス、2000ギニー、1000ギニーの舞台・カラ、そして、アメリカのケンタッキーダービーが開催されるチャーチルダウンズ、プリークネスSのホームコース・ピムリコ、ベルモントSが行われるベルモントでも競馬を観戦しました。

 ということは、主要競馬開催国のクラシック競走の舞台でまだ行ったことがないところは、ドンカスターだけになっていたんです。

 ところが、この競馬場でレースが行われるのは、ほとんどが木、金、土の3曜日。毎週土曜日の「ウイニング競馬」の仕事を休むわけにはいかず、木曜日の夕方には現地をたって日本に戻らなければならない私にとっては、なかなか行けない競馬場の1つでもありました。

 そんなドンカスターで、2月18日の水曜日に障害競馬が開催されるというんですから、これはまさしく“絶好のチャンス”。あとはその前に1か所行っておけば、クラシック競走発祥の地・ドンカスターで200か所達成という、見事なストーリーが出来上がります。

 そこで、16日にウォルバーハンプトンに行って、中1日おいてドンカスターへ、というプランを立てました。実は、17日にも、まだ行ったことがない競馬場で競馬があり、行こうと思えば行けたんですが、今回は数を稼ぐことより、あくまで「ドンカスターで200場踏破」というのにこだわりました。

 心配だったのは、雪や寒さでドンカスターの競馬が中止になってしまうこと。なにしろイギリスは、先々週、18年ぶりの大雪に見舞われ、全国各地の障害競馬が3日間にわたって中止になりました。これも前に書いたとおり、過去には何回か訪問を予定していた競馬場の開催が中止になったことがありますから、ホントに気が気じゃなかったですね。

 当日は霧雨が降って見通しの悪い、あいにくの天候ではありましたが、競馬は予定通り開催され、無事に200場踏破を達成した次第です。

 なにはともあれ、「これがあのセントレジャーの舞台か」と遠い昔に思いを馳せ、「とうとう200か所踏破しちゃったか」との感慨に浸りながら、雨中の障害競馬を観戦してきました。ドンカスターのメーンスタンドは、2007年9月に新装オープンしたばかりだそうです。そのためか、世界最古のクラシック競走の舞台とはいうものの、古めかしさはあまり感じない、居心地のいい競馬場でした。

 さぁ、次の大目標、海外200競馬場踏破まではあと39か所。その達成は間違いなく当分先になります。その時までこのコラムは続いているでしょうか? もし続いていたら、そのカウントダウンと踏破達成の様子を書かせていただきますので、どうぞお楽しみに!?

 さて今週は09年のGI第1弾・フェブラリーS。また今年も、懲りずに予想をご披露していますので、この下の「矢野吉彦の競馬日記」のところをクリックしてみてください。ではまた来週!

地方、ばんえい、さらには海外にも精通する矢野吉彦のJRA・GI予想は「矢野吉彦の競馬日記」へ

毎週、3歳馬を格付け!丹下日出夫の「番付」がnetkeibaで復活!

参加無料!商品総額50万円!netkeibaPOG大会「POGダービー」が開幕!

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング